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初めての一台を失敗や後悔なく選ぶには、軽キャブコンの新車の特性やキャブコンの人気ランキングに登場する主要ビルダーの傾向、キャンピングカーの新車で200万前後でできることと300万の現実的な選択肢、さらに400万円や500万クラスで装備がどう変わるかを把握しておくことが有益です。
とくにハイエースベースキャンピングカーの新車で安い構成との比較、取り回しに優れる5m以下の新車キャブコンの安いモデル、家族でも使いやすい4人就寝レイアウトの安い新車キャブコン、価格を抑えやすいタウンエースベースの新車キャブコンの選び方などは、購入満足度に直結します。
あわせて、キャブコンの新車の値引き相場に関する現実的な期待値も理解しておきましょう。
本記事では、これらを体系的に整理し、予算別の見え方と具体的な検討ポイントを丁寧に解説します。
- 予算帯別に新車で実現しやすい装備と車種像を把握できる
- 5m以下や4人就寝など条件別の注目ポイントを理解できる
- ハイエース系バンコンとキャブコンの賢い比較軸が分かる
- 新車の値引き相場や上手な費用コントロールを学べる
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安い新車キャブコンについての基礎知識(予算別)
- 軽キャブコンの新車価格
- キャブコンの人気ランキング
- 200万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
- 300万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
- 400万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
- 500万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
軽キャブコンの新車価格
軽キャブコンは、軽トラックや軽バンをベースに専用シェルを架装した小型キャブコンで、都市部でも扱いやすいサイズと維持費の軽さが魅力です。
全長は5m以下、車幅もコンパクトなため、一般的な駐車枠や細い生活道路にも対応しやすく、週末の買い物から車中泊旅まで守備範囲が広いのが特長です。
一方で、収納量やユーティリティールームの常設は割り切りが必要になることが多く、快適性と積載性のバランス設計が鍵になります。
想定価格帯と装備の目安
新車価格は仕様と装備で大きく変わりますが、軽キャブコンのボリュームゾーンは概ね下表のイメージです。
エアコン常設や電装強化など快適装備を重視すると、価格は上のレンジに近づきます。
| 価格帯の目安 | 想定レベル | 代表的な装備例・仕様の傾向 |
|---|---|---|
| 〜300万円台前半 | エントリー | ベッドキット中心、簡易ギャレー（タンク式）、小容量サブバッテリー、走行充電、就寝2人想定が主流 |
| 300万〜400万円台 | ミドル | FRPやアルミの専用シェル、断熱・遮光の下地施工、2〜3人就寝、冷蔵庫や外部電源入力を選択可能 |
| 400万〜500万円台 | 装備充実 | 調光式LED照明、追加サブバッテリーや1500W級インバーター、ベッド拡張やテーブル展開、就寝最大4人の構成も可 |
価格が上がるにつれて、断熱や遮光の質、電装の余裕度、ベッド展開の容易さといった日常使いにも効く要素が底上げされます。
とくに夏冬の空調負荷に備えるなら、電装の拡張性（追加バッテリーや高効率走行充電）と断熱処理の有無を必ず確認したいところです。
ボディとレイアウトの考え方
軽キャブコンは、居住区画を専用シェルで確保するため室内高を取りやすく、立って着替えや移動がしやすい設計が多数派です。
就寝は2〜4人想定が主流で、次のようなレイアウトがよく見られます。
- 二の字またはコの字のダイネットをベッドに展開
- リア常設ベッド＋前方ダイネット展開のハイブリッド型
- ステップマットや補助マットで就寝幅を稼ぐ拡張式
ファミリーでの使用頻度が高い場合は、荷室の有効寸法やベッド下収納の容量、ベッド展開時も通路が確保できるかなど、現車での確認が有効です。
電装・水回り・照明の現実解
軽キャブコンでは、電装は走行充電とサブバッテリー1基を基本に、必要に応じて追加する構成が一般的です。
1500W前後の正弦波インバーターや200W級ソーラーを選択できるモデルも増えており、電子レンジや小型冷蔵庫の運用が現実的になります。
水回りはタンク式の簡易ギャレーが中心で、屋内シャワー常設はサイズの都合上まれです。
照明は調光式LEDの間接照明やダウンライトが普及し、夜間の快適性を高めています。
維持費・使い勝手の利点
軽自動車区分に準ずる税金や、コンパクトなボディによる燃費・タイヤ等の消耗品コストの低さは、長期の総コストを抑える要素です。
立体駐車場や商業施設の高さ制限は個別に確認が必要ですが、全長・全幅が抑えられる利点は日常のフットワークに直結します。
結果として、普段使いと車中泊を一台で両立したいユーザーに適した選択肢になりやすいと言えます。
200万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
200万円台の新車キャンピングカーは、軽バンや軽トラックをベースにした軽キャンパーが主役です。
維持費が抑えやすく、取り回しも軽快な一方で、装備はミニマム構成が基本になります。
ここでは200万円台から狙える代表モデルをすべて整理し、特徴と選び方の勘所をまとめました（価格は目安・税込、仕様や地域で変動します）。
モデル一覧（2024年時点）
| モデル名 | ビルダー | ベース車 | 新車価格（税込） | 乗車/就寝 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| アラモ | サンタローザ | ホンダ N-VAN | 2,190,000円〜 | 4 / 2 | 奥行2,020mmベッド、シンプル装備、普段使い◎ | 公式サイト |
| ピッコロキャンパー＋ポップアップルーフ | オートワン | スズキ エブリイバン ハイルーフ | 2,659,800円〜 | 4 / 4 | ポップアップで立位可、ルーフ就寝2名対応 | 公式サイト |
| クオッカ | 三島ダイハツ | ダイハツ ハイゼットトラック パネルバン | 2,640,000円〜 | 4 / 2 | 富士ひのき内装、可変ボックスでレイアウト自在 | 公式サイト |
| MiniPop パラキート（シェル単体） | MYSミスティック | 軽トラック架装（シェルのみ） | 2,551,600円〜 | − / 3 | トラキャンスタイル、本格キッチン、ポップアップ | 公式サイト |
| ミニチュア クルーズ | 岡モータース | ダイハツ アトレー（※エブリイ設定あり） | 2,733,500円〜 | 4 / 2 | 50mm厚マット、吊り棚、外部排水、装備充実 | 公式サイト |
| クライン108アーレ | 東和モータース販売 | スズキ エブリイバン | 2,687,300円〜 | 4 / 2 | 105Ahサブバッテリー、冷蔵庫・電子レンジ標準装備 | 公式サイト |
| N-CAM T-タイプ | カーショップスリーセブン | ホンダ N-VAN | 2,851,100円〜 | 4 / 2 | 大開口活用の積載力、7色カスタム、クーラーOP | 公式サイト |
アラモ（サンタローザ）
ホンダN-VANをベースに、必要最小限のベッドキットで軽快に仕上げた入門機です。
全長3,395×全幅1,475×全高1,945mmのボディに、奥行き2,020mmの大型ベッドを展開。
ベッド下は広いラゲッジとして使え、ファブリックも5色展開で雰囲気づくりがしやすい構成です。
シンクやトイレは省いているため日常のメンテナンスが容易で、4名乗車の普段使いと週末の車中泊を両立できます。
価格は209万2,200円〜と手の届きやすさも魅力です。
ピッコロキャンパー＋ポップアップルーフ（オートワン）
スズキ・エブリイバン（ハイルーフ）をベースに、1,280×1,980mmのフルフラットベッドとポップアップルーフを組み合わせた人気仕様です。
ルーフを上げると室内で直立でき、ルーフ部に2名就寝できるため合計4名の就寝に対応。
キッチンを省いた広い空間と、ヨット用木材を用いた家具の意匠が美しく、DIYのアレンジ性も高めです。
オプションで排水タンクやシンクを追加すれば簡易調理も可能。価格は251万3,500円〜。
クオッカ（三島ダイハツ）
ダイハツ・ハイゼットトラックのパネルバンをベースに、富士ひのきをふんだんに使った癒やしの内装が持ち味です。
標準のトランスフォーメーションボックス4個は、積み木のように組み替えてベッドや棚に変化し、室内外でテーブルやイスとしても活用できます。
電子レンジやクーラーなどの快適装備もオプションで追加でき、コンパクトでも落ち着いた居住性を実現。価格は264万円〜。
MiniPop パラキート（MYSミスティック／シェル）
軽トラックの荷台に積載するトラキャンシェルで、価格はシェル単体で244万1,600円です。
設置すれば対座式ベンチとテーブル、奥に本格的なキッチンを備え、テーブルを外してベッド展開も可能。
使用時はルーフをポップアップして天井高を確保します。
携行用ポリタンク（Jerrycan）などアクセサリーも充実。
ベースとなる軽トラック本体の費用は別途必要ですが、車外に出して使える自由度と本格的な居住区画が魅力です。
ミニチュア クルーズ（岡モータース）
ダイハツ・アトレーをベースに、安全性と快適性を追求した家具を装備。
リア両サイドのキャビネット、吊り下げ式棚、外部排水タンクなど機能が行き届いています。
ベッドマットは50mm厚の三重構造ウレタンで、21段階のリクライニング機能により好みの姿勢をキープ可能。
スズキ・エブリイベースの設定もあり、用途や好みに合わせやすいのも利点です。価格は286万5,500円〜。
クライン108アーレ（東和モータース販売）
スズキ・エブリイバンをベースに、105Ahのサブバッテリー、冷蔵庫、電子レンジ、セラミックヒーターなど“欲しい装備”をパッケージした高コスパ仕様です。
ベッドは1,880×1,360mmで、オプションマットを追加すると全長2,480mmまで延長できるため、背の高い方でも余裕の就寝スペースを確保。
リアの大型床下収納も使い勝手がよく、15L冷蔵庫をスマートに収めています。価格は268万7,300円〜。
N-CAM T-タイプ（カーショップスリーセブン）
ホンダN-VANの大開口と室内高を最大限に活かしたレイアウトで、荷物がたっぷり積めるのが特徴です。
リビングレイアウト時も低床設計のおかげで空間にゆとりが生まれ、家具とマットは7色から選択可能。
16インチモニターの設置やクーラーのオプション設定にも対応し、仕事にもレジャーにも振れる万能型。
価格は298万6,100円〜で、200万円台の上限帯ながら装備面のバランスが取れています。
200万円台クラスは、常設の水回りや空調まで完備した“フルスペック”を求めると難易度が上がります。
そのため、ベッド＋電装の基本パッケージを押さえつつ、必要に応じてオプションや外部ギアで補う使い方が現実的です。
日常の使いやすさ、就寝時の快適性、将来の拡張性を軸に、上記の各モデルから自分の使い方に合う一台を選ぶのが近道です。
300万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
300万台になると、軽キャブコン 新車の選択肢が広がり、タウンエース系バンコンのシンプル架装も視野に入ります。
就寝2～3人、簡易ギャレー、サブバッテリー＋LED照明、遮光カーテンなど、週末車中泊に必要な基本装備がまとまります。
走行性能はベース車と同等で、普段使いも可能。家族での宿泊が多い場合は、就寝レイアウトやベッドサイズの実測確認が鍵となります。
装備を後から足す計画性があれば、総額を抑えつつ満足度を上げられます。
また、200万円台に比べて装備や内装の質感が大きく向上し、家族での週末旅行や2〜3人での快適な長距離利用にもしっかり対応できます。
価格は仕様やオプションで変動するため、ここでは代表的なモデルとスタート価格の目安を整理しました。
| モデル名 | 区分 | ベース車 | 価格目安 | 乗車/就寝 | 主な特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| テントむしF | 軽キャンパー | 軽トラック | 395万円〜 | 4/4 | ポップアップで室内拡張、ファミリー対応 | 公式サイト |
| リゾートデュオ・ルクシオ プロ | 軽キャンパー | タウンエース（軽区分含む） | 396.3万円〜 | 4/2〜3 | 家具と電装を強化、快適パッケージ | 公式サイト |
| アンナ・モデルL | バンコン | タウンエース | 371.8万円〜 | 5/2〜3 | シンプル家具＋ベッド、普段使いも両立 | 公式サイト |
| スージー | バンコン | タウンエース | 316.4万円〜 | 5/2〜3 | コンパクト設計、リーズナブルな入門型 | 公式サイト |
| HANA | バンコン | タウンエース | 379.5万円〜 | 5/2〜3 | 家族向けの実用設計、収納も充実 | 公式サイト |
| キャブコン | タウンエース | 要見積り（300万円台〜あり） | 4〜5/2〜4 | 小型シェル採用、ダイネットや常設ベッド | 公式サイト | |
| D-テントむし | キャブコン | タウンエース | 要見積り（300〜500万円帯） | 4/2〜4 | 軽快なキャブコン、人気の定番モデル | 公式サイト |
| フィール（対面／ベンチタイプ） | キャブコン | タウンエース | 要見積り（300〜500万円帯） | 4〜5/2〜3 | レイアウトを選べる柔軟な小型キャブコン | 公式サイト |
ポイント整理
- 軽キャンパーでは300万円台後半が中心
テントむしF（395万円〜）、リゾートデュオ・ルクシオ プロ（396.3万円〜）は装備が充実しており、断熱性や就寝性が向上しています。 - バンコンはタウンエースベースが主力
アンナ・モデルL、スージー、HANAは300万円台前半〜中盤に収まり、普段使いしやすい設計。コットは470万円〜なので除外しました。 - キャブコンは300〜500万円帯で揃う
アレンシリーズやフィール、D-テントむしは、仕様によって300万円台から検討可能。ただし多くはオプションで400万円台に近づくため、見積もりでの確認が必要です。
400万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
400万円台は、軽キャブコンやタウンエース系の小型キャブコンで“上位仕様”が狙える価格帯です。
エントリークラスと比べて断熱施工や就寝性、電装の余力が一段上がり、FFヒーターや電子レンジ、冷蔵庫などの快適装備も現実的な選択肢になります。
取り回しは軽量・コンパクトの恩恵を保ちつつ、家族旅行や数日間の周遊もこなせるため、コストと実用のバランスを取りやすいゾーンといえます（価格は目安・税込、仕様や地域、為替で変動します）。
代表的なモデル一覧
| モデル名 | 区分 | ベース車 | 本体価格（税込） | 乗車/就寝 | 主な特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|
| テントむしFタイプ | 軽キャブコン | 軽トラック | 約420万円〜 | 4/4 | ポップアップルーフで立位と4名就寝に対応 | 公式サイト |
| テントむしSタイプ（上位グレード） | 軽キャブコン | 軽トラック | 約419万円〜 | 4/4 | 断熱・電装強化、拡張ベッドで実用性を底上げ | 公式サイト |
| 小型キャブコン | タウンエース | 約499万円〜 | 4/3+1 | クーラーやリチウムなど快適装備を標準化 | ー | |
| M・ホルーヴァ | 小型キャブコン | タウンエース | 約456万円〜（推定） | 4/2〜3 | 装備次第で400万円台に収めやすい小型シェル | 公式サイト |
※装備・塗装・地域個体差で前後します。
最新の見積もりで必ず確認してください。
モデル解説
テントむしFタイプ
軽トラックベースの人気シリーズ上位仕様です。
ポップアップルーフを展開すると室内で立位が可能になり、バンク＋ルーフ部の組み合わせで4名就寝に対応します。
断熱や換気、照明がバランスよくまとまり、FFヒーター・冷蔵庫・電子レンジなどの快適装備もパッケージしやすい構成です。
軽量級の取り回しと家族対応力の両立を狙う層に合います。価格は約420万円〜が目安です。
テントむしSタイプ（上位グレード）
同シリーズの中核グレードで、入門構成は300万円台から、電装や断熱を厚くした上位仕様は400万円台に到達します。
ポップアップルーフでルーフ就寝2名を確保でき、合計4名の就寝が可能。ベッド展開の操作性や車内動線も練られており、週末だけでなく連泊の旅も視野に入ります。
オプションの積み方で電力余力や冬季快適性を段階的に高められるのも利点です。
リゾートデュオ・バンビーノ プラス プロ
タウンエースをベースに、クーラーやリチウムバッテリー、電子レンジなど“上位クラスの快適装備”を標準化した小型キャブコンです。
大人3名＋子ども1名の就寝想定で、家族の旅行計画にも合わせやすいレイアウト。
軽キャブコンより一回り余裕のある居住性が魅力で、猛暑や真冬の快適性を重視するユーザーに適します。
価格は約499万円〜が目安で、フル装備派の“最短距離”になり得ます。
M・ホルーヴァ
タウンエースベースのコンパクトシェルで、断熱や居住性に配慮した造作が持ち味です。
装備を絞れば400万円台半ばから検討でき、必要に応じて電装・収納・照明を積み増していく拡張型の考え方にも合致します。
対面ダイネットを中心に、就寝2〜3名の設定が現実的。普段の街乗りから週末の車中泊まで守備範囲が広い一台です。
400万円台モデルの特徴と選び方
快適装備が“使える水準”に
この価格帯になると、FFヒーター、冷蔵庫、電子レンジ、調光式LED、しっかりした断熱・遮光など、エントリー層では“選択肢”だった装備が“前提”として組み込めます。
真夏・真冬や連泊の旅で差が出るのは、電力余力（サブバッテリー容量や充電方式）と断熱・遮光の仕上げです。
家族4人就寝の現実解
テントむし系の上位仕様は4名就寝が可能で、寝室を上下に分けやすいポップアップ構成が実用的です。
バンビーノ プロは大人3＋子ども1の想定で、マット連結や就寝頭位の工夫で居心地を高められます。
実車で“肩回りの幅”と“段差の出方”を確認しておくと、購入後の満足度が上がります。
普段使いとの両立
軽キャブコンは最小回転半径や車幅がコンパクトで、日常の駐車場事情に適応しやすいのが利点です。
小型キャブコン（タウンエース系）は一回り大きいものの、街中の用足しや通勤にも十分使えるサイズ感。
毎日乗る前提なら、荷物の定位置化とベッド展開の手数を必ずチェックしておきましょう。
電装と充電計画が鍵
サブバッテリー容量（鉛かリチウムか）、走行充電の能力、外部電源やソーラーの有無・容量を“使い方ベース”で設計するのが近道です。
夏のクーラー重視ならリチウム＋高出力充電、高緯度オフグリッド滞在が多いならソーラーの増設など、優先度に応じて配分すると無駄なく仕上がります。
500万円台への“橋渡し”
500万円台に進むと、家庭用エアコンや大型冷蔵庫、マルチルームの快適度がぐっと上がります。
まずは400万円台で“生活インフラの核”を固め、必要に応じて上位機へ移行するステップも賢い選択です。
下取りやリセールの観点でも、人気グレードの上位装備は有利に働きやすい傾向があります。
500万円台で買える新車キャンピングカーとおすすめモデル
500万円台は、5m以下の小型キャブコンや装備を高めたライトキャブコン、実用度の高いハイエース系バンコンが本命になります。
常設ベッド化や断熱・遮光、強化サブバッテリー、調光式LED照明、ビルトイン給排水といった“旅の基本装備”がひと通りまとまり、オプションで家庭用エアコンや電子レンジ、冷蔵庫を組み合わせても総額を抑えやすい帯です。
ファミリーの週末旅から数日の車中泊まで、快適性と取り回しのバランスを取りやすいのが特長です。
※価格帯は新車コンプリートの目安。仕様や地域、在庫車の装備により増減します。
代表的なモデル一覧（500万円台目安）
| モデル名 | 区分 | ビルダー | ベース車 | 全長目安 | 乗車/就寝 | 価格目安 | 主な特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヴィーナス | 小型キャブコン | キャンパー厚木系 | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～4 | 500万台 | 断熱・常設系を押さえたファミリー向け構成 | 公式サイト |
| 小型キャブコン | AtoZ | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～4 | 500万台 | レイアウトの自由度と実用装備の両立 | ー | |
| ACE-S | 小型キャブコン | AtoZ | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～3 | 500万台 | コンパクトなシェルに使い勝手を凝縮 | 公式サイト |
| 小型キャブコン | ステージ21 | タウンエース | 5m以下 | 4/3＋1 | 500万台前後 | クーラーや電装を重視した快適パッケージ | ー | |
| フィール | 小型キャブコン | AZ-MAX | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～3 | 500万台 | 使い方に合わせて選べる室内構成 | 公式サイト |
| トム23/トム23S | 小型キャブコン | セキソーボディ | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～4 | 500万台 | ライトキャブコンの定番レイアウト | 公式サイト |
| レジストロ アウル | 小型キャブコン | MYSミスティック | タウンエース | 5m以下 | 4～5/2～4 | 500万台 | 断熱や居住性を重視した小型シェル | 公式サイト |
| M・ホルーヴァ | 小型キャブコン | az-max | タウンエース | 5m以下 | 4/2～3 | 500万台（装備次第） | シンプル構成なら500万台に収めやすい | 公式サイト |
| Puppy480 | 小型キャブコン | キャンパー厚木 | カムロード | 5m以下 | 7/4前後 | 500万台～ | 5m以下のキャブコン入門。装備で変動 | 公式サイト |
| ツェルト/ツェルトCP/キリマ | バンコン | 東和モータース | ハイエース | 5m以下中心 | 7/2～3 | 500万台 | 普段使い寄りの快適パッケージ | 公式サイト |
ベース名称やビルダーの表記は便宜的な統一名です。実際の正式名・グレードは販売店表記をご確認ください。
モデル個別解説（要点）
ヴィーナス（タウンエース系）
コンパクトなシェルに断熱・遮光・サブバッテリーを標準級でまとめ、対面ダイネットと常設ベッドを両立。
全長5m以下で取り回しが軽く、家族4人就寝を想定したレイアウトの作り込みが魅力です。
水回りはタンク式でメンテしやすく、初めてのキャブコンにも向きます。
アレン・ハイ LE（タウンエース）
アレン系の中核グレード。ベースはタウンエースで、ベッド展開のしやすさと荷物の積載動線を両立。
対面ダイネット＋ベッド常設化により、到着後すぐ寛げるのが強みです。
電装や照明の拡張で快適性を底上げしやすく、500万円台での総額コントロールが現実的です。
ACE-S（タウンエース）
“小さく賢い”を地で行く実用志向。
大型のシェルを敢えて求めず、断熱と収納、照明計画にコストを振る構成が好評。
4人乗車＋2～3人就寝想定で週末～2泊程度の旅に最適化されています。
リゾートデュオ・バンビーノ プラス プロ（タウンエース）
車両用クーラーやリチウム、電子レンジといった“夏に効く”装備群の採用で、真夏の日中でも休憩が取りやすいのが強み。
大人3人＋子ども1人就寝の現実的なレイアウトで、短期の帰省・観光にもフィットします。
フィール（対面/ベンチ）・トム23/23S・レジストロ アウル（いずれもタウンエース）
5m以下のライトキャブコンを代表する定番群。
対面ダイネット派、ロングベンチ派など嗜好に合わせて選びやすく、断熱・遮光・LED・走行充電＋サブバッテリーの“基本四点”を予算内で確保しやすいのが魅力。
必要に応じて冷蔵庫や電子レンジを追加しても、500万円台の枠に収めやすい構成です。
M・ホルーヴァ（タウンエース）
装備を抑えたシンプル仕様なら500万円台で構築可能。
断熱とベッド快適性を優先し、必要装備を段階的に足すアプローチに向きます。
見た目以上に荷物が収まる家具設計も支持されています。
Puppy480（カムロード/5m以下）
カムロードベースでありながら5m以下に収めた入門キャブコン。
標準装備により価格は上下しやすいものの、500万円台から検討できる仕様も存在。
常設2段ベッドや対面ダイネットを重視するユーザーにとって、予算を抑えつつ“キャブコンらしさ”を味わえる一台です。
ハイエース系バンコン（ツェルトCP/ツェルト キリマ、ほか）
普段使いと車中泊を両立したいユーザーに人気。
二列目快適化、電装の黒子化（配線や機器の露出を抑える）、遮光・断熱・LEDの丁寧な仕上げで、走る・積む・眠るの三立を実現します。
就寝は2～3名が中心で、マルチユース性の高さが最大の強みです。
500万円台で“現実的に”実現しやすい装備
- 断熱下地（壁・天井）＋遮光シェード（またはカーテン）
- 走行充電強化サブバッテリー（鉛100Ah級～）と12V出力系（USB／シガー）
- 調光式LED照明（ダウンライト＋間接の併用）
- タンク式給排水のミニギャレー（簡易シンク＋10Lクラス）
- ベッド常設化（2段またはハイマウント）とマット厚の最適化（40～60mm目安）
- 小型冷蔵庫・電子レンジ（必要性と電力計画を要検討）
※家庭用エアコンやリチウム化はこの帯でも可能ですが、同時に外部電源や発電・充電計画（急速走行充電、ソーラー等）をセットで検討すると後悔が少なくなります。
500万円台のキャンピングカー購入前のチェックリスト
- 実測ベッドサイズと寝姿勢
表示寸法だけでなく、クッションの沈み込みや体格との相性を現車で確認。二段ベッドは上下動線と頭上クリアランスも要チェック。 - “旅の荷物”の置き場
ベッド下やサイドボックスの実効容量、ハイマウント時の長尺物の逃がし方をシミュレーション。 - 電装の“使える容量”
バッテリー仕様（鉛/AGM/リチウム）、インバーター容量、走行充電の実効性能、外部電源の使い方を販売店とすり合わせ。 - 断熱・遮光の効き方
夏場・冬場の車内温度を左右。採光とのバランス、換気（ベンチレーター等）も含めて体感確認。 - 普段使いのしやすさ
車庫の高さ・幅、出先の駐車しやすさ、シートの乗り降り動線を日常目線で点検。 - まとめ：500万円台の賢い選び方
“旅の頻度と季節”から装備を逆算して、断熱・遮光・電装を優先順位づけ
就寝人数とベッド常設化の要否で、タウンエース系ライトキャブコンかハイエース系バンコンかを選別
家庭用エアコンやリチウムは“使い方次第”。まずは走行充電と冷蔵庫から始め、段階増設も有効
総額のブレは装備次第。必要装備を先に確定し、見積の“どこで金額が動くか”を可視化するのが近道です
最新の在庫個体やキャンペーンで装備構成と価格が変わることがあります。希望装備を箇条書きにして複数見積を取り、実車でベッド寸法・収納・電装の動作を必ず確認しましょう。
これまでご紹介したように、200～500万円台のレンジでおすすめモデルが多く存在しています。
また、500万円台までは比較的コンパクトなモデルが多く、どれを選べばいいかわからなくなるかもしれません。
そんな方の為に、→キャブコンで5m以下を選ぶ際の注意点とおすすめモデル特選。では、5m以下のコンパクトなおすすめのキャンピングカーを紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
また、キャブコン以外の選択肢も含めて検討したい方は、キャンピングカーの種類【完全網羅ガイド】で全体像を把握することから始めるのも良いでしょう。
価格帯別の狙いどころをおさらい！（新車・5m以下）
「5m以下・新車」を前提に、予算帯ごとに狙いやすい車両区分と装備の現実線、チェックポイントを整理します。
各帯の“できること／割り切ること”を把握しておくと、無駄なオプションや後悔を避けやすくなります。
| 予算帯 | 狙いやすい区分 | 代表ベース車の傾向 | 就寝目安 | 装備の基準線 | 要チェック | 拡張の余地 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 200万円台 | 軽バン簡易架装・小型トレーラー | N-VAN／エブリイ系／軽トラ牽引トレーラー | 2人前後 | 簡易ベッド、最小限の電装（走行充電＋小容量サブ）、簡易水回り | ベッド長さと段差、断熱・遮光の弱さ、荷室高 | 後付け断熱・遮光、ポータブル電源や外部ギアで補完 |
| 300万円台 | 軽キャブコン／タウンエース簡易バンコン | 軽トラ架装シェル／タウンエース | 2～3人 | 小型ギャレー、サブバッテリー増設可、遮光カーテン、基本照明 | ベッド展開の手間、収納量、雨天時の動線 | 追加電装・ソーラー、FFヒーターや網戸類の強化 |
| 400万円台 | タウンエース系ライトキャブコン | タウンエース（ボンゴ系含む） | 3～4人 | 断熱施工、常設ベッド化、調光式LED、電装容量増 | マルチルームの有無、濡れ物置き場、車幅と高さ | リチウム化や外部電源強化、サイドオーニング等 |
| 500万円台 | 5m以下キャブコン入門／充実バンコン | タウンエース／カムロード（5m以下仕様）／ハイエース系 | 4人中心 | 2段ベッドやハイマウントベッド、強化電装、ビルトイン冷蔵庫等 | 家庭用エアコンの電源運用、発電・充電系の設計 | リチウム＋急速充電、ソーラー大容量化、電子レンジ常用設計 |
200万円台｜軽バン簡易架装・小型トレーラーの現実解
200万円台は、維持費を抑えつつ車中泊を始めたい人に最適です。
軽バンの簡易ベッドキットや、軽トレーラーで就寝スペースを確保する構成が中心となります。
就寝は大人2人想定が現実的で、走行充電＋小容量サブバッテリー、タンク式の簡易水回りといった最小限の装備が基本です。
一方で、断熱・遮光の弱さや、雨天時の動線、荷物の置き場が課題になりやすい帯でもあります。
ここはポータブル電源や外付けのシェード、断熱材の追加といった“後から足せる対策”を前提に、シンプル構成で軽快に使う発想が噛み合います。
300万円台｜軽キャブコン／タウンエース簡易バンコンで快適性を一段引き上げ
300万円台に入ると、軽キャブコンやタウンエース系のシンプル架装が視野に入ります。
小型ギャレーや常設に近いベッド、遮光カーテン、サブバッテリーの増設といった“週末車中泊の基本”が揃えやすくなります。
就寝は2～3人が目安で、ベッド展開の手間や室内高、収納量のバランスを実車で確認しておくと安心です。
FFヒーターやソーラーの追加など、快適性を上げる拡張も比較的しやすい帯なので、使い方に合わせた段階的な強化がコスト効率の面でも得策です。
400万円台｜タウンエース系ライトキャブコンで家族利用にも現実味
400万円台では、断熱施工や常設ベッド、調光式LEDなど、居住性に効く装備が一通り揃えやすくなります。
3～4人就寝の設計が増え、ファミリー利用や連泊の旅でも無理が出にくくなります。
マルチルームの有無や濡れ物の置き場、駐車環境と車幅・車高の相性は、購入前に必ずチェックしたい要点です。
電装面では鉛サブの複数搭載からリチウム化を見据えた設計に移行しやすく、外部電源やソーラーと組み合わせることで夏場の冷蔵・換気を安定運用しやすくなります。
500万円台｜5m以下キャブコン入門と充実バンコンの分岐点
500万円台は、5m以下のカムロード系入門キャブコンや、装備が充実したハイエース系バンコン、電装を強化したタウンエース系が競合する価格帯です。
二段ベッドやハイマウントダブルベッド、ビルトイン冷蔵庫、レール式テーブルなど、日常の使い勝手と旅の快適性が高次元で両立します。
家庭用エアコンは仕様によって標準またはオプションとなり、電源設計（走行充電の強化、リチウム、インバーター容量、ソーラー出力）が鍵となります。
運用イメージに合わせて、発電・蓄電・消費のバランスを事前に設計しておくと、後からの手戻りを抑えられます。
失敗しない見極めのコツ
- ベッドの“長さ・幅・段差”をメジャーで実測し、いつもの寝具サイズでイメージする
- 家族構成に合わせ、就寝展開の手順と時間を必ず体験する（雨天シーンも想定）
- 夏の電源計画と冬の暖房計画を別々に設計し、蓄電量と補充手段を可視化する
- 駐車場の高さ制限・車幅・周辺道路の内輪差を現地で確認し、日常利用の摩擦を把握する
以上を踏まえ、200→300→400→500万円台と段階的に“できること”が増えていきます。
予算枠を装備で埋めるのではなく、実際の使い方から逆算して必要十分の仕様を選ぶことが、満足度と総コスト最適化の近道です。
キャブコンの新車は安いモデルを賢く選ぼう
- ハイエースベースキャンピングカーの安い新車を比較
- 5m以下の安い新車キャブコンを視野に入れる際の注意点
- 4人就寝できる安い新車キャブコンの候補
- タウンエースベースの安い新車キャブコンについて
- キャブコンを新車で買う際の値引き相場の実情
- 安い新車キャブコンを選ぶ際の要点まとめ
ハイエースベースキャンピングカーの安い新車を比較
ハイエース系の新車バンコンと、5m以下の小型キャブコンを「できるだけ安い構成」で比べると、明確な違いが見えてきます。
ハイエースは普段使いの利便性や静粛性に優れる一方、室内高や常設ベッドではキャブコンが優勢です。
ここでは代表的なモデルを具体的に紹介しながら、比較ポイントを整理します。
ハイエース系バンコン：ロードセレクトWM B
カスタムセレクトのロードセレクトWM Bは、シンプルながら高断熱の仕上げが特徴。
7名乗車2～3名就寝が可能で、家族利用にも対応します。
純正ルーフのため高さは限られますが、遮光や電装を工夫すれば快適な就寝環境を実現できます。
小型キャブコン：アレン・ハイ LE
AtoZが展開するアレン・ハイ LEは、5m以下のコンパクトキャブコン。常設ベッドとダイネットを両立させやすいレイアウトが強みで、4～5名乗車・2～4名就寝が可能です。
500万円台で導入でき、断熱・照明・家具のすべてを専用設計できる点がバンコンとの差別化ポイントです。
小型キャブコン：リゾートデュオ バンビーノ プラス プロ
ステージ21のバンビーノ プラス プロは、タウンエースベースの小型キャブコン。
クーラーやリチウムバッテリーを標準搭載するなど、快適装備を重視しています。
就寝は大人3名＋子ども1名で、ファミリー利用にも適したバランス型のモデルです。価格は500万円前後から。
小型キャブコン：トム23（TOM23）
バンテックのトム23は、ライトキャブコンの定番とされるモデルです。
全長5m以下に収まりつつ、常設2段ベッドやダイネットなど多彩なレイアウトを可能にしています。
4～5名乗車、2～4名就寝が可能で、ファミリーから夫婦旅まで幅広く対応。500万円台で手に入る本格派キャブコンです。
小型キャブコン：レジストロ アウル
レクビィのレジストロ アウルは、断熱や居住性を重視したシェル構造が特徴。
小型キャブコンながらも快適性を高め、2～4名の就寝に対応します。
価格は500万円台で、寒冷地利用や長期滞在を想定するユーザーに適しています。
比較の観点
| 比較観点 | ハイエース系バンコン（安価構成） | 5m以下キャブコン（安価構成） |
|---|---|---|
| 室内高・動線 | 直立は難しいことが多い。ハイルーフでも屈み移動前提 | 直立移動がしやすい。天井圧が少なく着替えも楽 |
| ベッド常設性 | 展開式が中心。日中は座席に戻す前提 | 常設2段やハイマウントで展開作業が最小化 |
| 断熱・照明 | 内張り前提で限界あり。後付けで底上げ | シェル断熱と調光照明を前提に設計しやすい |
| 収納・積載 | 荷室は広いが高さ制約あり。長尺物は得意 | 天井高と家具で収納を作りやすい。外部大型庫も可 |
| 駐車・日常性 | 全高が抑えやすく立駐に入りやすい | 高さ制限に注意。全長は5m以下で枠に収まりやすい |
| 価格の出方 | ベースが高品質。装備を削れば価格も抑えやすい | シェルコストが乗る。装備を足すほど上振れしやすい |
| 電装・冷暖房 | 小～中規模電装で運用しやすい | 大容量電装と断熱で冷暖房運用の幅が広い |
コスト最適化の考え方
- ハイエース系はシンプル装備にポータブル電源を足すことで初期費用を抑えやすい
- キャブコン系は断熱・電装・ベッドを核に据え、マルチルームや家電は後付け余地を残すことで総額を安定化できる
どちらも駐車環境や使用頻度を基点に、不要オプションを見極めることが大切です。
5m以下の安い新車キャブコンを視野に入れる際の注意点
5m以下のキャブコンは、一般的な駐車枠に収まりやすく、取り回しの負担を抑えながら直立移動できる室内高と多彩なレイアウトを実現しやすいことが魅力です。
対面ダイネット、常設2段ベッド、リアエントランスなど、限られた全長で就寝と生活空間を両立する工夫が豊富にあります。
一方で立体駐車場の高さ制限や、機械式駐車場の利用不可といった制約は事前確認が欠かせません。
レイアウトごとの向き不向き
- ユーティリティールーム省略型
リビングの開放感と広いベッドが得られる反面、車内トイレは外部依存。二人旅や短期旅向き - リア2段ベッド＋センターダイネット型
家族の就寝人数を稼ぎやすく、日中の座席と夜の寝床の切り替えが合理的。荷室高さと外部収納の設計を確認 - リアエントランス型
前方ダイネットが広く使え、生活動線が真っ直ぐになりやすい。ギャレーや収納の配置を実車でチェック
実車確認で外せないポイント
- ベッド長と幅、マット厚み、段差の有無を実測し、寝返りのしやすさまで試す
- 天井圧と動線を、荷物を持った状態でもシミュレーションする
- 夜間の照明色と明るさ、遮光シェードの効き、網戸やベンチレーターの風量を体感する
- 外部収納口のサイズ、濡れ物置き場の動線、オーニング展開時の高さや張り出しを確認する
電装と冷暖房の考え方
安価構成では鉛サブバッテリーと走行充電が基本ですが、夏の冷房運用や冬の連泊を想定するなら、リチウム化と走行充電ユニットの強化、インバーター容量の見直し、ソーラーの追加といった拡張計画を早い段階で描いておくと後悔が減ります。
とりわけ家庭用エアコンを運用する場合は、消費電力、連続稼働時間、補充手段（走行・外部電源・ソーラー）のバランス設計が鍵になります。
駐車と日常運用
全長は多くが5m以下でミニバンと近く、一般枠に収まる一方、全高は高めです。
月極や自宅ガレージの高さ制限、出入口のアール、隣車との間隔、周辺道路の内輪差を現地で確認しておくと、納車後の運用トラブルを避けられます。
日常利用比率が高い場合は、後方視界を補うカメラ、サイドミラーの拡張、段差乗り越え時の揺れ対策（スタビやショックのチューニング）も検討対象になります。
以上を踏まえ、ハイエース系は日常性と初期費のコントロールに、5m以下キャブコンは居住性と常設就寝の効率に強みがあります。
自分の使い方を軸に、どちらのメリットがより効いてくるかを見極めることが、最終的な満足度と総コストの最適化につながります。
4人就寝できる安い新車キャブコンの候補
4人就寝を新車でコスパ良く叶えるなら、全長5m以下クラスに絞るのが近道です。
限られた体積の中でも、常設2段ベッド＋対面ダイネットや、ダブルベッド常設＋ソファ展開といったレイアウトを選べば、夜のセットアップが短時間で済み、家族4人でも運用が安定します。
ここでは「4人がしっかり眠れる」ことを前提に候補を厳選します。
狙い目レイアウトの考え方（4人就寝基準）
- 常設2段ベッド＋対面ダイネット
子どもがいても就寝管理がしやすく、朝の撤収が速い構成。夜も通路を確保しやすいのが利点です - ダブルベッド常設＋ソファ（ダイネット）展開
日中に広いリビングを保ちやすく、就寝時はソファを畳んで4人分を確保。ユーティリティールームの有無で体感の広さが変わります
新車の有力候補（全長5m以下・4人就寝に適合）
| モデル | ベース | 代表サイズ（全長×全幅×全高mm） | 主なレイアウト/特徴 | 就寝定員の目安 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|
| エースS タイプ2（AtoZ） | ライトキャブコン | 4650×1910×2790 | リアエントランス＋マルチルーム、対面ダイネット | 4人就寝 | 公式サイト |
| ACE-M（AtoZ） | カムロード系 | 4650×1940×2730 | 常設2段＋バンク＋ダイネット、コンパクトなギャレー | 4人中心で運用可 | 公式サイト |
| ジョリビー Type-W/Type-X（ナッツRV） | カムロード系 | 4790×1960×2720 | W＝後部2段、X＝大収納＋リビング重視 | 4人就寝に適合 | 公式サイト |
| コルドバンクス（バンテック） | カムロード系 | 4990×1980×2960 | 後部2段＋多目的ルーム、2口コンロ | 4人就寝に適合 | 公式サイト |
| コルドリーブス（バンテック） | カムロード系 | 4980×1980×2960 | リアエントランスで広いリビング＋多目的ルーム | 4人就寝に適合 | 公式サイト |
※各モデルはグレードや装備により就寝定員表記が異なる場合がありますが、いずれも4人家族の実運用が想定しやすい構成を選べます。
詳細は実車仕様でご確認ください。
価格を抑えつつ4人が快適に眠れるかのチェックポイント
- 就寝寸法：各ベッドの長さ1800mm前後、幅は上下段の差を体感で確認
- マットと段差：継ぎ目の有無や段差の解消方法、追加マットの設定可否
- 夜間動線：就寝中の通路が確保できるか、足元照明の位置と明るさ
- 荷物の置き場：ベッド下外部アクセスや長尺物の導線が確保できるか
予算最適化のコツ（4人就寝前提）
- 空調は段階導入：換気扇＋断熱・遮光を先行し、真夏常用が必要なら家庭用エアコンや車載クーラーを追加
- 電装はバランス型：300Ah級リチウム＋1500W級インバーター＋200W前後のソーラーに、強化走行充電を組み合わせると週末旅に十分
- 水回りは旅程で選択：短期主体はポータブルトイレ＋外部温浴、連泊主体は多目的ルームと温水対応を優先
- 足回りの快適化：後付け可能な強化ショックやスタビは安全と乗り心地の費用対効果が高め
絞り込みの三つの軸（4人就寝×コスパ）
- 常設ベッド構成を優先して夜の手間を削減
- 展開手順と時間を実車で確認し、段差・継ぎ目をチェック
- 収納と動線を重視し、就寝中に荷物が邪魔にならない設計を選択
この観点で各モデルを見比べれば、4人就寝を前提にしながら初期費用と日常の使い勝手の両立がしやすい一台にたどり着けます。
タウンエースベースの安い新車キャブコンについて
タウンエースをベースにしたライトキャブコンは、5m以下の取り回しやすい全長と抑えめの車幅を武器に、都市部の駐車や狭道路でも扱いやすいのが持ち味です。
座面を低めに設計できるため室内高を確保しやすく、対面ダイネットやセミダブル相当の常設ベッド（または容易に展開できるベッド）で“座る・食べる・寝る”を小さな箱にきれいに収められます。
日常の買い物や送迎と、週末の車中泊を一台で両立させたい層にフィットします。
なぜ「タウンエース×ライトキャブコン」がコスパ良好なのか
- ベース車価格とサイズ感の最適点
ハイエースよりベース車が手頃で、全長約5m×全幅2m弱に収まるため、一般的な駐車枠に収まりやすいサイズ。取り回しのストレスが小さく、日常利用の頻度が高い家庭でも活躍します。 - シェルの自由度と居住最適化
FRPやアルミの専用シェルにより、断熱・家具・照明・ベッドをゼロから最適化しやすく、限られた容積でも効率よく就寝人数や動線を設計できます。対面ダイネット、リア2段ベッド、リアエントランスなど多彩なプランが選べるのも強みです。 - 「必要十分」な装備を基準に拡張できる
重歩行フロア、LED照明、遮光カーテン、簡易ギャレー（給排水タンク＋シンク）、サブバッテリーの走行充電といった基本装備で始め、冷蔵庫・外部電源・電子レンジ・追加ベッドマット・FFヒーター・ポータブルクーラー等を段階的に加える戦略で総額を調整しやすくなります。
代表的な装備パッケージ（目安）
- 標準で揃いやすい：重歩行用フロア、LED照明、遮光カーテン（またはシェード）、ギャレー（給排水タンク式）、サブバッテリー＋走行充電、各種収納
- 追加で効く快適装備：45〜90L級のビルトイン冷蔵庫、外部100V入力、1500W級インバーター、電子レンジ、FFヒーター、ソーラーパネル、リチウムイオン化、網戸・換気ベンチレーター、断熱強化
- 家族向けの実用拡張：追加ベッドマット（ベッド延長）、チャイルドシート運用に配慮したシート設計、荷室固定用レール／フック
レイアウト別の選び方（使い方で最適解が変わる）
- リア2段ベッド＋対面ダイネット
家族での就寝人数を確保しやすく、展開作業が最小。荷室は下段下スペースや外部大型庫の使い方がポイント。 - リアダブル（ハイマウント）＋ソファダイネット
夫婦旅や親子3人に好相性。ユーティリティルームを省くレイアウトなら、開放的で広いリビングが作れます。 - リアエントランス＋広いダイネット
バンクベッドや展開ベッドをメインにしつつ、昼間の居住性と動線を優先したい二人旅ユーザーに向きます。
実車確認で外せないチェックポイント
- ベッドの実測値：長さ（目安1800〜1930mm）と肩・腰・足元の幅、マットの硬さ、段差の有無
- 天井圧と動線：直立可能域、就寝時の頭上スペース、夜間トイレ動線の干渉
- テーブル高さと食事姿勢：着座姿勢・脚の逃げ・回転シートの可動域
- 収納と荷室寸法：ベビーカーや折りたたみ自転車、アウトドアギアの実載確認
- 電装の基本設計：サブバッテリー容量、充電経路（走行・外部・ソーラー）、インバーター容量、将来のリチウム化の余地
- 断熱と換気：パネル構造、窓の仕様（アクリル窓の有無）、ベンチレーターや網戸のフィット感
- 乗車定員の運用：チャイルドシート固定、前向き乗車席の数と安全設計
タウンエース系でよく比較される代表モデルの例
- 対面ダイネット系：トム23／トム23S、フィール（対面）、レジストロ アウル
- リア2段ベッド系：ACE-S、アレン・ハイ LE、ヴィーナス
- 開放感優先（ユーティリティ省略型も含む）：フィール（ベンチ）、M・ホルーヴァ、リゾートデュオ・バンビーノ プラス プロ
※各モデルとも全長は概ね5m以下、乗車4〜5名・就寝2〜4名を中心に、装備とレイアウトで個性が分かれます。
価格帯は装備次第で上下しますが、タウンエース系ライトキャブコンは「400万円台後半〜500万円台」が入門〜中核の目安になりやすい構成です。
コスト最適化のコツ（“必要十分”を見極める）
- まずは核となる三点を決める：寝床（レイアウト・人数）／電装（容量と充電経路）／断熱（夏冬の目標温度帯）
- これに対して、家電は使い方で選別：ビルトイン冷蔵庫は“常用”なら有効、電子レンジは要／不要を使用頻度で判断、クーラーは電装と一体で計画
- オプションは“後付け可能性”で優先順位を下げる：後から足しにくい断熱・電装の基本設計を先に固め、家電や家具小物は増設余地を残す
日常×旅行の両立を現実的にするポイント
- 駐車環境を起点に：自宅や職場／商業施設の高さ制限・幅制限を事前に洗い出す
- 荷物の定位置化：家族分の寝具・着替え・ギアが“必ず収まる”プランを試積みで確認
- メンテとアフター：ビルダー／販売店までの距離や相談体制も、長期の満足度に直結
以上を踏まえると、タウンエースベースのライトキャブコンは「扱いやすいサイズ」「必要十分な装備」「拡張しやすい設計」という三拍子が揃うカテゴリーです。
就寝のしやすさと日常運用のバランスを軸に、レイアウトと電装の骨格を先に決めてからオプションを積み上げると、コストを抑えつつ満足度の高い一台に仕上げやすくなります。
新車キャンピングカーを価格順に整理（200万台〜500万台）
新車キャンピングカーは、200万円台の軽バン入門モデルから500万円台の本格的な小型キャブコンやバンコンまで幅広く展開されています。
以下ではこれまで登場した代表的なモデルを価格の安い順に整理し、それぞれの特徴を解説します。
| モデル名 | ビルダー | ベース車 | 価格目安（税込） | 乗車/就寝 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| アラモ | サンタローザ | ホンダN-VAN | 209万円〜 | 4/2 | 2,020mmベッドを展開可能、普段使い◎ |
| MiniPop パラキート（シェル） | MYSミスティック | 軽トラ積載型 | 244万円〜 | −/3 | ポップアップルーフと本格キッチン搭載 |
| ピッコロキャンパー＋ポップアップルーフ | オートワン | スズキ・エブリイ | 251万円〜 | 4/4 | ルーフ2名＋車内2名で4人就寝対応 |
| クオッカ | 三島ダイハツ | ハイゼットトラック パネルバン | 264万円〜 | 4/2 | 富士ひのき内装、可変ボックスで自在レイアウト |
| クライン108アーレ | 東和モータース | スズキ・エブリイ | 268万円〜 | 4/2 | 105Ahバッテリー・冷蔵庫・電子レンジ標準装備 |
| ミニチュア クルーズ | 岡モータース | ダイハツ・アトレー | 286万円〜 | 4/2 | 50mm厚マット、吊り棚、外部排水など快適仕様 |
| N-CAM T-タイプ | カーショップスリーセブン | ホンダN-VAN | 298万円〜 | 4/2 | 大開口積載力、家具7色選択、クーラーOP |
| テントむしS／Fタイプ | ナッツRV系 | 軽トラック | 419〜420万円〜 | 4/4 | ポップアップルーフで4人就寝、上位仕様で快適性強化 |
| M・ホルーヴァ | ミスティック系 | タウンエース | 456万円〜（装備次第） | 4/2〜3 | 断熱・居住性重視、シンプル装備なら400万台可 |
| ステージ21 | タウンエース | 499万円〜 | 4/3＋1 | クーラー・リチウム電装標準、ファミリー対応 | |
| ヴィーナス | プレシャスモスト・RV | タウンエース | 500万円台 | 4～5/2～4 | 断熱・常設ベッド搭載、ファミリー向け |
| AtoZ | タウンエース | 500万円台 | 4～5/2～4 | レイアウト自由度と実用装備を両立 | |
| フィール（対面／ベンチタイプ） | MYSミスティック | タウンエース | 500万円台 | 4～5/2～3 | 室内レイアウトを選べる柔軟性 |
| トム23／トム23S | バンテック | タウンエース | 500万円台 | 4～5/2～4 | コンパクトで4人就寝可能、定番ライトキャブコン |
| レジストロ アウル | レクビィ | タウンエース | 500万円台 | 4～5/2～4 | 断熱・居住性を重視した小型シェル |
| Puppy480 | キャンパー厚木 | カムロード | 500万円台〜 | 7/4前後 | 5m以下キャブコン入門、装備により価格幅あり |
| ツェルト／ツェルトCP／キリマ | リコルソ等 | ハイエース | 500万円台 | 7/2～3 | 普段使い寄り、快適パッケージ |
| ロイヤル-J／ロードセレクトWM B | アネックス／トイファクトリー | ハイエース | 500万円台 | 7/2～3 | 家具品質と電装の完成度が高い |
この表を見れば、200万円台＝軽バン・軽トラ入門、300万円台＝軽キャブコン・簡易タウンエース、400万円台＝上位軽キャブコンやタウンエース小型キャブコン、500万円台＝カムロードやハイエース系本格モデル という流れが一目で把握できます。
キャブコンを新車で買う際の値引き相場の実情
キャブコンの新車は、一般乗用車のように大幅な本体値引きが前提の市場ではありません。
多くのビルダーは少量生産で受注組立に近く、車両の原価構成に占める架装（シェルや家具、電装）の比率が高いため、差し引ける原資がそもそも小さい傾向にあります。
実務上の“値引き”は、イベント期間や受注キャンペーンにおけるアクセサリーの無償・割引提供、もしくは工賃込みでお得にパッケージ化したオプションの適用という形で行われるケースが中心です。
ナビやETC、ドラレコ、電子レンジ、インバーター、サイドオーニングなどの装備が実質的な値引きとして付く一方、車両本体価格の大幅ディスカウントは稀と考えたほうが現実的です。
値引きが出にくい背景
- 少量生産・半受注生産：在庫回転で値引きを出す量販型のビジネスではなく、1台あたりの粗利を削りづらい構造です。
- 架装の手作業比率：家具・配線・断熱・防水など人手のかかる工程が多く、原価に占める人件費の割合が高いぶん、安易に下げにくくなります。
- 標準装備の厚み：最近のモデルは電装や断熱の標準化が進み、ベースグレードでも一定の装備が入っているため、見かけの“引き代”が小さく見える場合があります。
実質値引きが期待できるパターン
- ショー・合同展示会・決算期：アクセサリー同梱、取付工賃サービス、下取り強化などの特典が出やすいタイミングです。
- セットパッケージの適用：人気オプション（外部電源・インバーター・電子レンジ・冷蔵庫・FFヒーターなど）をまとめて通常より割安な工賃で提供するケースがあります。
- 登録済み未使用車・展示車：極端に数は多くありませんが、仕様が合えば価格メリットが出やすい在庫です。
価格比較が難しい理由
- 装備記載の揺れ：同じ“冷蔵庫付き”でも容量やビルトイン／ポータブル、電源系統が異なるなど、仕様の差が大きいことがあります。
- 工賃の込み方：ビルダーにより、オプションの金額に工賃が含まれる／別建てで計上されるの違いがあり、単純な見積書比較がしにくい構造です。
- 断熱・防水・構造の差：見えない部分の作り込みが価格差に直結しますが、表面のスペック表だけでは判断しづらいポイントです。
費用最適化は「交渉」よりも「設計」
- 必要装備の設計を先に固める
まずは就寝レイアウト（人数・ベッド長）、電装容量（バッテリー種別・充電経路・インバーター容量）、断熱・換気（窓仕様・ベンチレーター）を核に決めます。ここがズレると後からの修正費が大きくなります。 - 後付けのしやすさで優先順位づけ
後で足しにくいのは配線を伴う電装・断熱・家具構造。逆にポータブル電源や電子レンジ、車外ギアは後付けの自由度が高い装備です。初期費を抑えるなら後者を後回しにします。 - ランニングコストを見積もる
販売店・ビルダーへの距離は、点検・不具合対応・快適化のたびに時間と交通費の負担になります。購入時の数万円の差より、数年のランニングのほうが総額に効く場合があります。 - 下取りは専門店ルートも検討
一般の下取りより専門店買取のほうが伸びることがあり、乗り換え原資を増やせます。査定を複数取り、条件を比較すると着地が安定します。
見積もり・契約前のチェックリスト
- 見積書は装備ごとに仕様・容量・メーカー型番まで分解してもらう
- 工賃の扱い（込み／別）と配線・ブレーカー・ヒューズの設計図面の有無を確認
- バッテリー（鉛／リチウム）、走行充電ユニット、外部充電器の能力と相性を確認
- 断熱材の種類・厚み、窓の仕様（アクリル／ガラス、二重窓の有無）を確認
- 車両重量と積載余力（乗車時の余裕）、前後軸重のバランスを確認
- 納期と仕様固定のタイミング、変更に伴う費用規定を事前に把握
価格以外で“満足度”を左右する要素
- 相談のしやすさ：不具合時の初動、繁忙期の対応、電話・メールのレスポンス
- 施工品質の一貫性：配線の取り回し、防水処理、家具のビスの打ち方など細部の丁寧さ
- 将来のリセール：人気レイアウト・人気装備は下取り時に効く傾向があり、実質的なトータルコストに影響します
要するに、キャブコンの新車購入は「本体値引きを狙うゲーム」ではなく、「自分に必要な要件を精密に設計し、後から効きにくい部分へ先行投資する」ことが費用対効果を最大化する近道です。
イベント特典やパッケージを活用しつつ、販売店との関係性やアフター体制まで含めて総合評価すると、長期的な満足に結びつきやすくなります。
安い新車キャブコンを選ぶ際の要点まとめ
- 5m以下は駐車しやすく家族旅行に向く
- 4人就寝は常設2段ベッドかダブル＋展開で比較
- タウンエース ベースは価格と扱いやすさの両立
- 値引きは小さく、装備最適化と関係構築が鍵
- 200万は簡易、300万～で実用、400～500万で快適化
- ハイエース系は日常性、キャブコンは居住性が強み
- 電装・断熱・遮光は夜の満足度を大きく左右
- ベッド寸法、動線、収納の実測確認が有効
- 外部電源や冷蔵庫などの位置・使い勝手を確認
- 走行充電とサブバッテリー容量のバランスを設計
- 高さ制限や立体駐車場の利用可否を事前に把握
- アフターサービスの距離と費用を見込む
- オプションは後付け難易度で優先順位を付ける
- 家族構成と荷物量でレイアウトの相性が決まる
- 以上を踏まえ、試乗と実車体感で最適解を選ぶ
