JP STAR【HAPPY1 PREMIUM】の全貌!価格から評判まで徹底解説

HAPPY1 PREMIUM これで軽キャン!?

JP STAR HAPPY1 PREMIUMの購入を検討しているけれど、実際のところどうなのか、価格や内装、評判について詳しく知りたいけど、知りたい情報にたどり着けない。そんなモヤモヤ、ありませんか。

軽キャンパーの中でも高級感を打ち出すモデルだけに、そのメリットやデメリット、具体的な維持費など、後悔しないために知っておきたい情報は多いはずです。

また、ベース車両であるダイハツ ハイゼットトラックの性能や、気になる納期、中古車やレンタルで試せるのかも重要なポイントでしょう。

この記事では、そんなあなたの疑問にすべてお答えします。

この記事を読むことで、「JP STAR HAPPY1 PREMIUM」について理解できること

  • 豪華な内装や充実した標準装備の詳細
  • 新車価格、オプション、中古車相場、そして年間の維持費
  • 実際のユーザーからの評判や口コミ
  • 購入前に知っておくべきメリットとデメリット
目次

JP STAR HAPPY1 PREMIUMの魅力と特徴

  • そもそもHappy1 Premium(ハッピーワンプレミアム)とは
  • ベース車両はダイハツのハイゼットトラック
  • 高級感あふれるHappy1 Premiumの内装
  • 気になるjp star happy1 premiumの値段(価格)
  • Happy1 Premiumのメリット・デメリットを解説
  • 実際のHappy1 Premiumの評判・口コミは?

そもそもHappy1 Premium(ハッピーワンプレミアム)とは

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Happy1 Premium(ハッピーワンプレミアム)は、オリジナリティあふれるキャンピングカーを数々生み出しているビルダー「株式会社JP STAR」が、近年の軽キャンパー市場の活況とユーザーニーズの高度化に応える形で開発した、軽キャブコンバージョン(軽キャブコン)です。

このモデルは、同社の人気基幹シリーズ「Happy1」におけるフラッグシップ、すなわち最上位グレードとして明確に位置づけられています。

その根底に流れるコンセプトは「軽キャンパーの常識を覆す、ワンランク上の贅沢な旅の提供」。

これは、軽自動車という制約の中で、これまで多くのユーザーが半ば諦めていた「高級感」と「妥協のない快適性」を両立させるという、ビルダーの強い意志の表れでもあります。

ターゲット層は広く、退職後の時間を豊かに過ごしたいアクティブなシニア夫婦から、小さな子供を連れて手軽かつ快適にアウトドアを楽しみたい若いファミリー層、さらにはソロキャンプの質を極めたい個人ユーザーまでを視野に入れています。

Happy1 Premiumが提供するのは、単なる移動手段や宿泊場所ではありません。

質感の高い家具に囲まれ、考え抜かれた照明がもたらす落ち着いた空間で過ごす時間は、旅そのものの質を向上させます。

充実した電装系は、電力を気にすることなく家電製品を使えるという精神的な余裕を生み、結果として旅の自由度を格段に広げてくれるのです。

まさに、軽キャンパーの手軽さと機動性はそのままに、上級クラスのキャブコンが持つ居住性と所有満足感を融合させた、新時代の「小さな高級車」と呼ぶにふさわしい一台です。

ベース車両はダイハツのハイゼットトラック

参考:ダイハツ

Happy1 Premiumが提供するプレミアムな体験を、縁の下の力持ちとして堅実に支えているのが、ベース車両として厳選されたダイハツの軽トラック「ハイゼットトラック」です。

日本の隅々まで荷物を届けるという使命を担い、半世紀以上にわたって磨き上げられてきたこの車両は、ビジネス用途で求められる最高の「信頼性」「耐久性」「経済性」を兼ね備えています。

キャンピングカーという、時に過酷な環境下で長期間使用される特殊な乗り物の土台として、これほど最適な選択肢はないでしょう。

Happy1 Premiumでは、数あるグレードの中から、装備を充実させた上級グレード「エクストラ」の4WD・CVTモデルを惜しげもなく採用しています。

この「エクストラ」グレードは、メッキ加飾が施されたフロントグリルやシャープな印象を与えるLEDヘッドランプ、荷物で両手がふさがっていても便利なキーフリーシステムなど、商用車とは思えないほどの乗用車ライクな装備が標準です。

これらはキャンパーとしての所有満足度を高めるだけでなく、実用面でも大いに貢献します。

パワートレインには、ダイハツの新世代技術「DNGA」思想に基づき開発されたエンジンと、静粛性・燃費効率に優れたCVT(無段変速機)が組み合わされています。

これにより、街中でのスムーズな発進・加速はもちろん、高速道路での巡航時もエンジン回転数を低く抑え、静かで快適なドライブを実現します。

さらに、電子制御式の4WDシステムは、キャンプへ向かう途中の荒れた路面や急な天候変化による雪道でも、安定した駆動力を確保。

ドライバーに精神的な余裕をもたらし、安全な旅を力強くサポートします。

堅牢なシャシー性能と先進の快適装備が融合したこのベース車両こそが、Happy1 Premiumの走りの質と安全性を確固たるものにしているのです。

高級感あふれるHappy1 Premiumの内装

Happy1 Premiumのシェルに足を踏み入れた瞬間、多くの人が軽キャンパーであることを忘れてしまうほどの、上質で洗練された空間が広がっています。

その印象を決定づけるのが、まず目に入る居住スペースの仕立ての良さです。

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シート生地には、手触りが良く耐久性にも優れたオリジナルのレザー調素材を標準で採用。

シックで落ち着いた印象を与える「ブラック」、モダンで明るい空間を演出する「グレー」、そして温かみと高級感を両立した「ライトブラウン」という3つのカラーバリエーションが用意されており、オーナーの個性を反映したインテリア選びが可能です。

このこだわり抜かれたシートが、移動中の快適なソファとして、また就寝時のベッドの一部として、旅のあらゆるシーンを豊かに彩ります。

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レイアウトの核となるのは、広々としたL字型ラウンジソファです。

一般的な対面式ダイネットとは一線を画すこのレイアウトは、空間に視覚的な広がりと奥行きをもたらし、足を伸ばしてゆったりと寛ぐことができます。

まるで自宅のリビングにいるかのようなリラックス感は、長旅の疲れを癒やすのに最適です。

夜間は、このソファを簡単な操作で展開することで、フラットで広大なベッドスペースへと変化します。

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運転席上部に常設されたバンクベッドと合わせれば、大人4人が窮屈さを感じることなく快適に就寝できるスペースが確保されます。

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さらに、空間の質を格段に高めているのが、巧みに設計された照明システムです。

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天井やテーブルレールに仕込まれた間接照明は、温かみのある光で室内を柔らかく包み込み、ホテルのラウンジのような落ち着いた雰囲気を醸し出します。

これらの照明類や電装品は、近未来的なタッチパネル式の集中コントロールパネルで一括管理が可能。

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バッテリー残量や給排水タンクの状況が一目で把握でき、スマートな操作感は「プレミアム」の名にふさわしい満足感を与えてくれます。

細部にまで貫かれた美意識と機能性の融合が、Happy1 Premiumの内装を唯一無二のものにしているのです。

気になるjp star happy1 premiumの値段(価格)

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JP STAR HAPPY1 PREMIUMの購入を検討する上で、最も重要な要素の一つが価格でしょう。

昨今の情勢を反映し、2025年2月22日に価格改定が実施され、現在の新車車両本体価格は4,580,000円(税込)からとなっています。

この価格は、軽キャンパーというカテゴリの中では間違いなく高価格帯に属します。

しかし、その価格の裏には、他のモデルを圧倒するほど充実した標準装備リストが存在することを理解する必要があります。

例えば、多くのキャンピングカーで高額オプションとして設定されている400Ahの大容量リチウムイオンバッテリー3000Wの高出力インバーターが標準で搭載されています。

これだけで一般的に50万円以上の価値があるとされ、電子レンジやドライヤーといった消費電力の大きい家電を、外部電源のない場所でも気兼ねなく使用できるという絶大なメリットをもたらします。

さらに、夏場の快適な車中泊に不可欠なビルトインクーラーや、冬の寒さを凌ぐためのFFヒーターも標準装備。

これらを後から追加しようとすれば、それぞれ数十万円の費用が発生します。

つまり、Happy1 Premiumは「必要なものをすべて含んだ、オールインワンパッケージ」としての価格設定なのです。

もちろん、ここからさらに快適性を追求するための多彩なオプションが用意されています。

高速走行時の安定性を劇的に向上させるスタビライザー(前後セット100,000円)強化リーフ&スプリングセット(130,000円)といった足回り強化パーツは、長距離移動が多いユーザーには特に人気です。

これらのオプションを追加していくと、最終的な乗り出し価格は500万円台半ばに達することも珍しくありません。

一見すると高価に感じられるかもしれませんが、その価格には、軽キャンパーの枠を超えた快適性と利便性が凝縮されているのです。

Happy1 Premiumのメリット・デメリットを解説

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Happy1 Premiumは多くの魅力を持つ一方で、購入前に理解しておくべき特性も存在します。

ここでは、そのメリットとデメリットを多角的に掘り下げていきましょう。

メリット

Happy1 Premiumが持つ最大のメリットは、何と言っても「軽キャンパーの枠を超えたオールインワンの快適性」にあります。

通常であれば一つひとつが高額なオプションとなる大容量リチウムイオンバッテリー、家庭用エアコンに匹敵する性能を持つビルトインクーラー、そして冬の車中泊の必需品であるFFヒーターが、すべて標準で装備されています。

これは、購入後に装備の追加で悩んだり、追加費用が発生したりする心配がないことを意味します。

納車されたその日から、季節を問わず日本全国どこへでも、快適な旅に出発できるのです。

この「時間」と「手間」を節約できる点は、見逃せない大きな価値と言えるでしょう。

第二のメリットは、「所有する喜びを満たす、圧倒的な内外装の高級感」です。

まるで高級家具のような質感のインテリア、考え抜かれた間接照明、そしてスタイリッシュなエクステリアデザインは、単なる移動手段や宿泊場所としてだけでなく、愛着を持って所有できる「特別な一台」であることを感じさせます。

旅先で過ごす時間が、まるで走るスイートルームのように上質なものになる。

この精神的な満足感は、他の軽キャンパーではなかなか得難いものでしょう。

そして第三に、「軽自動車ベースならではの高い機動性」が挙げられます。

全長3,780mm、全幅1,690mmというサイズは、一般的なコンパクトカーとほぼ同じです。

そのため、古都の狭い路地や、絶景が待つ林道の先の駐車場、都会のコインパーキングなど、大型のキャンピングカーでは躊躇してしまうような場所へも、気兼ねなくアクセスできます。

この取り回しの良さが、旅の行動範囲を格段に広げてくれるのです。

デメリット

一方で、デメリットとして真っ先に挙げられるのが「価格の高さ」です。

オプションを含めた乗り出し価格が500万円を超えることも珍しくなく、この予算があれば中古のハイエースベースのバンコンや、国産ミニバンの最上級グレードとキャンプ道具一式を揃えることも可能です。

もちろん、提供される価値は異なりますが、絶対的な金額として高価であることは事実であり、購入には相応の覚悟と予算計画が求められます。

次に、「走行性能における物理的な限界」も理解しておく必要があります。

ベースはあくまで660ccのエンジンを搭載した軽トラックです。

平坦な道ではスムーズに走行できますが、高速道路での長い登坂路や、多人数乗車で荷物を満載にした状態での山道などでは、パワー不足を感じる場面は否めません。

走行性能を重視するユーザーにとっては、この点がネックになる可能性があります。

ただし、この点については後付けのクルーズコントロールや、オプションの足回り強化パーツである程度補うことも可能です。

最後に、「車高の高さによる物理的な制約」です。

全高が約2.5mあるため、高さ制限が2.1m~2.3m程度に設定されている都心部の多くの立体駐車場や、一部の商業施設の駐車場には進入できません。

旅先での駐車場選びや、自宅の保管場所については、この高さを常に意識しておく必要があります。

実際のHappy1 Premiumの評判・口コミは?

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Happy1 Premiumの真価を知る上で、実際に所有しているオーナーや体験したユーザーの声は非常に参考になります。

様々なメディアや個人のレビューから、そのリアルな評価を探ってみましょう。

YouTubeに投稿されているあるオーナーの納車レビューでは、

「初めて車内に入った時、長年の夢が叶ったと思った。軽とは思えない広さと質感に本当に満足している」

「ビルトインクーラーが想像以上にパワフルで、真夏の車中泊でも快適に眠れた」

といった、内装のクオリティと標準装備の充実度を絶賛する声が聞かれます。

また、

「タッチパネル式の集中スイッチは未来感があって操作も簡単。バッテリー残量がひと目でわかるのが安心」

と、先進的な装備の使い勝手の良さを評価する意見も多く見られました。

これは、Happy1 Premiumがコンセプト通り、ユーザーに高い満足感を提供できていることの証と言えるでしょう。

一方で、別の体験レビュー動画では、より客観的な視点からの評価が述べられています。

「運転感覚は本当に軽トラックそのもので、小回りが利いて非常に楽。これなら妻も運転できると喜んでいた」

と、その機動性の高さを評価する声がある一方、

「高速道路の合流や追い越しでは、もう少しだけパワーが欲しくなる瞬間があった」

という、走行性能に関する率直な感想も見受けられます。

また、あるオーナーからは

「ガソリンスタンドで給油する際、ノズルの角度に少しコツがいる」

「クーラーのフィルターがどこにあるか最初わからなかった」

など、実際に所有してみないとわからないような、細かくも貴重な情報が共有されています。

これらの評判・口コミを総合すると、

「価格は高いが、それを補って余りあるほどの快適装備と高級感があり、所有満足度は非常に高い。ただし、ベースは軽自動車であるという特性を十分に理解し、走行性能などに過度な期待をしなければ、最高の軽キャンパーになりうる」

というのが、Happy1 Premiumの偽らざる評価と言えそうです。

JP STAR HAPPY1 PREMIUMの購入前に知るべきこと

燃費や税金などHappy1 Premiumの維持費

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Happy1 Premiumの購入を現実的に考える上で、避けては通れないのがランニングコスト、すなわち維持費です。

軽自動車をベースとしながらも、その登録区分は「普通自動車(8ナンバー・キャンピング車)」となるため、維持費の計算には少し注意が必要です。

ここでは、税金から燃料代まで、年間のコストを詳しくシミュレーションしてみましょう。

まず、なぜ軽自動車ベースなのに普通車登録になるのかというと、架装されたシェルによってボディサイズが軽自動車の規格(全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2.0m以下)をオーバーするためです。

しかし、8ナンバー登録となることで、税金面で同排気量の乗用車(5ナンバー)に比べて若干の優遇措置が受けられます。

年間維持費の目安(シミュレーション)

項目目安金額(年間)詳細・備考
自動車税23,600円排気量0.5L超~1.0L以下の自家用車区分。同クラスの乗用車(25,000円)より若干安い。
自動車重量税8,200円車両重量1t以下の場合。2年ごとの車検時に16,400円を納付。(年額換算)
自賠責保険料15,105円普通自動車の保険料が適用。24ヶ月契約(30,210円)を年額換算。
任意保険料50,000円~100,000円年齢、等級、補償内容による。高価な架装部分をカバーするため車両保険への加入を推奨。
燃料代(燃費)98,461円 ~ 128,000円後述する実燃費(10~13km/L)、年間1万km走行、ガソリン160円/Lで計算。

燃費に関しては、シェル架装による重量増と空気抵抗の増大により、ベース車両のカタログ燃費(WLTCモード:15.7km/L)から低下することは避けられません。

オーナーの報告や走行状況を鑑みると、実燃費はおおよそ10km/L~13km/Lの範囲に収まることが多いようです。

市街地走行では10km/Lに近づき、信号の少ない郊外や高速道路を一定速度で巡航すれば13km/Lに近づくと考えられます。

この他に、2年に一度の車検費用(法定費用+整備費用で5万円~10万円程度)、オイルやタイヤなどの消耗品交換費用、そして必要に応じて駐車場代が加わります。

特に、高さ制限のない駐車場を借りる必要がある場合は、そのコストも念頭に置いておく必要があります。

トータルで見ると、軽自動車としての経済性は薄れますが、得られる快適性や体験価値を考慮すれば、十分に納得できる範囲の維持費と言えるでしょう。

※オーナー数人からの口コミです。走路や環境、使用状況により大きく変動する場合がありますので、1度レンタルで試すことをおススメいたします。

詳しいHappy1 Premiumのサイズと取り回し

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Happy1 Premiumの大きな魅力の一つは、キャンピングカーとしての広大な居住空間と、日常使いもこなせるコンパクトなサイズ感を両立している点にあります。

その具体的なボディサイズは、全長3,780mm、全幅1,690mm、全高2,490mm

この数字だけを見てもピンと来ないかもしれませんが、身近な車と比較すると、その絶妙なサイズ感が理解できます。

まず、全長と全幅に注目すると、これは多くの人が乗り慣れている国産コンパクトカー、例えばトヨタの「ヤリス」(全長3,940mm, 全幅1,695mm)や日産の「ノート」(全長4,045mm, 全幅1,695mm)とほぼ同じか、むしろ短いのです。

これは、運転のしやすさに直結します。ベースとなっているハイゼットトラックの最小回転半径は非常に小さく、Uターンや車庫入れで切り返しに苦労する場面はほとんどありません。運転席からのアイポイントも高いため見晴らしが良く、車両感覚も掴みやすいため、大きな車の運転に不安がある方でも、すぐに慣れることができるでしょう。

一方で、最大の注意点となるのが2,490mmという全高です。

この高さは、一般的なミニバン(約1.8m~2.0m)を大幅に上回り、多くの場所に存在する高さ制限の壁となります。

例えば、都市部でよく見かける機械式・自走式を問わず、立体駐車場の多くは高さ制限が2.1m以下に設定されているため、まず利用できません。

また、古い高架下や一部のドライブスルー、そして屋根付きのガソリンスタンドや洗車機なども注意が必要です。

「高さ制限2.5m」の表示があっても、ルーフ上のソーラーパネルや換気扇(オプション)を含めるとギリギリになる可能性があるため、常にマージンを持った判断が求められます。

しかし、このトレードオフを受け入れれば、駐車スペースそのものに困ることは稀です。

スーパーやコンビニ、観光地の一般的な平面駐車場(駐車枠:長さ5m×幅2.5m)には余裕をもって停めることができるため、旅先でのフットワークの軽さは損なわれません。

この「横方向のコンパクトさ」と「高さ方向の制約」を正しく理解することが、Happy1-Premiumを最大限に活用する鍵となります。


Happy1 Premiumの新車・中古車の探し方

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理想の一台であるHappy1 Premiumを手に入れるためには、新車と中古車、それぞれの探し方の特徴とコツを理解しておくことが重要です。

新車の探し方

Happy1 Premiumの新車は、製造元であるJP STAR本社、または全国に展開する正規販売代理店を通じて購入するのが唯一のルートです。

公式サイトには代理店のリストが掲載されているため、まずはご自身の地域から最もアクセスしやすい店舗を見つけることから始めましょう。

徳島県の「レイクラフト」や神奈川県の「SINCERE DREAM」といった代理店では、展示車や試乗車が用意されていることも多く、購入前に実車に触れる絶好の機会となります。

キャンピングカーショーなどのイベントを除けば、カタログやウェブサイトの情報だけで高額な購入を決断するのは難しいものです。

実際に代理店へ足を運ぶことで、シートの座り心地や内装の質感、ベッドを展開した際の広さといった、写真では伝わりきらないリアルな感覚を掴むことができます。

また、経験豊富なスタッフから、自身の使い方に合ったオプションの提案を受けたり、詳細な見積もりを作成してもらったりと、購入に向けた具体的なステップを進めることができます。

人気モデルゆえに、店舗によっては特定の仕様ですぐに納車が可能な「在庫車」を保有しているケースも稀にありますので、確認してみる価値はあるでしょう。

中古車の探し方

一方で、中古車市場におけるHappy1 Premiumの流通量は、2025年現在、極めて少ないのが実情です。

これは、モデル自体の人気が高く、比較的新しいモデルであるため、最初のオーナーがまだ手放していないことが主な理由です。

そのため、中古車を探すには相応の根気と情報収集が不可欠となります。

探し方の基本は、「カーセンサー」や「グーネット」といった大手中古車情報サイトを定期的にチェックすることです。

その際、「JP STAR」や「ハッピーワンプレミアム」といったキーワードでアラート機能を設定しておけば、新規に車両が登録された際に通知を受け取ることができ、チャンスを逃しにくくなります。

また、全国のキャンピングカーを専門に扱う中古車販売店のウェブサイトを個別にチェックするのも有効な手段です。

ただし、仮に中古車が見つかったとしても、価格面で大きなメリットは期待できない可能性が高いことを念頭に置いておくべきです。

キャンピングカーは一般的な乗用車に比べて資産価値が落ちにくく、特にHappy1 Premiumのような人気モデルは、需要が供給を上回っているため、新車とほとんど変わらない価格で取引されることも珍しくありません。

むしろ、人気のオプションが多数装着されている場合は、新車価格を上回るプライスタグが付けられることさえあります。

注文前に知りたいHappy1 Premiumの納期

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Happy1 Premiumのような人気カスタムメイド車両の購入を検討する上で、最も気になる点の一つが、注文してから実際に納車されるまでの期間、すなわち納期です。

このモデルは一台一台が職人の手作業で架装されるため、一般的な乗用車のように短期間で手に入ることはまずありません。

公式サイトでは、納期の目安を「ご成約から4ヶ月〜6ヶ月」と公表していますが、これはあくまでも最低限の目安と捉えるべきです。

実際の納期は、様々な要因によってこれよりも長くなるのが常態化しています。

最大の要因は、ベース車両であるダイハツ・ハイゼットトラックの生産遅延です。

自動車メーカー全体の生産計画の変更や、部品供給の問題など、キャンピングカービルダー側ではコントロールできない理由でベース車の入庫が遅れると、全体のスケジュールもそれに伴って後ろ倒しになります。

さらに、JP STAR自体の受注残(バックオーダー)の数も納期に大きく影響します。

特に、大規模なキャンピングカーショーの後や、行楽シーズンの前には注文が殺到し、生産待ちの行列が長くなる傾向にあります。

あなたが契約したとしても、その前に数十台のオーダーが溜まっていれば、当然ながら待機期間は長くなります。

加えて、選択するオプションの内容、例えば特別なカラーリングや複雑な電装系のカスタムを希望する場合、標準仕様よりもさらに生産時間が必要となることもあります。

したがって、最も正確な納期情報を得るためには、契約を検討している販売代理店に、その時点での最新の見通しを直接問い合わせることが不可欠です。

人気モデルを手に入れるためには忍耐が必要ですが、「待つ時間も楽しみの一つ」と捉え、余裕を持った計画を立てることが、後悔のない購入に繋がります。


Happy1 Premium以外の人気軽キャブコンとの比較

Happy1 Premiumが非常に魅力的なモデルであることは間違いありませんが、その価値を客観的に判断するためには、市場に存在する他の人気軽キャブコンと比較検討することが不可欠です。

特に、同じ「普通車8ナンバー登録」のクローズドシェル(非ポップアップルーフ)モデルは、直接的なライバルとなり得ます。

ここでは代表的な3つのモデルを挙げ、Happy1 Premiumの立ち位置を明確にします。

AZ-MAX社 「ラ・クーン」

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軽キャブコンの草分け的存在であり、長年の販売実績と信頼性が光るモデルです。ラ・クーンの特徴は、奇をてらわないシンプルな設計思想と、それによって実現される比較的リーズナブルな価格設定にあります。

内装は実用性を重視した作りで、豪華さよりも使い勝手を優先するユーザーから根強い支持を得ています。

Happy1 Premiumが標準で装備するような大容量リチウムバッテリーやクーラーはオプション扱いとなるため、自分の使い方に合わせて必要なものだけを追加していくスタイルです。

「質実剛健」を求めるユーザーや、初期投資を抑えたいユーザーにとっては、非常に有力な選択肢となるでしょう。

MYSミスティック社「レジストロ」

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個性的な波板アルミパネルの外観と、木のぬくもりを前面に押し出した山小屋(ロッジ)風の内装で、唯一無二の存在感を放つモデルです。

特に広大なバンクベッドスペースはクラス最大級で、「秘密基地」のようなワクワク感を重視するファミリーや、デザインにこだわりたいユーザーから絶大な人気を誇ります。

装備面ではHappy1 Premiumほどのオールインワンではありませんが、独特の世界観と空間の広がりという点で、強力なライバルと言えます。

快適性よりも「非日常感」や「自分らしさ」を旅に求めるなら、レジストロの世界観は非常に魅力的に映るはずです。

stage21社「リゾートデュオ バンビーノ オハナ」

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Happy1 Premiumと最もコンセプトが近いライバルと言えるのがこのモデルです。

リチウムイオンバッテリーや家庭用エアコンを標準装備し、「フル装備」を売りにしている点で共通しています。

価格帯も近く、購入を検討する際には必ず比較対象となるでしょう。

両者の違いは、内装デザインの方向性や細かなレイアウト、そしてビルダーの哲学にあります。

Happy1 Premiumがモダンでホテルライクな高級感を追求しているのに対し、オハナはより家庭的で温かみのある雰囲気を重視しています。

どちらが優れているというわけではなく、どちらのデザインテイストが自分の好みに合うか、という点が選択の分かれ目になります。

これらのモデルと比較することで、Happy1 Premiumが「標準装備の圧倒的な充実度と、洗練されたモダンな高級感において、軽キャブコン市場で独自のポジションを築いている」ことが明確になります。

何を最優先事項とするかによって、最適な一台は変わってくるのです。

購入前にHappy1 Premiumをレンタカーで試す

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カタログスペックやレビュー記事をどれだけ読み込んでも、実際にHappy1 Premiumが自分の旅のスタイルに合っているかを完璧に知ることはできません。

特にキャンピングカーは、数十万円から百万円単位の高価なオプションも多く、購入後に「こんなはずではなかった」と後悔することは絶対に避けたいものです。

そこで、購入前の最終確認として絶大な効果を発揮するのが、レンタカーとして実際に利用してみるという体験です。

幸いなことに、Happy1 Premiumは「キャンピングカーレンタルセンター」や岐阜県の「株式会社BACK-UP」など、全国のいくつかのレンタル業者で取り扱われています。

一泊二日、あるいは二泊三日でレンタルし、家族やパートナーと実際に車中泊を伴う小旅行に出てみることで、机上では決して得られない多くの発見があるはずです。

レンタルで確認すべき具体的なポイントは以下の通りです。

  • 運転感覚:

    街中での小回りの利きやすさ、スーパーの駐車場での車庫入れ、高速道路での巡航安定性や登坂時のパワー感を自分の運転で確かめる。
  • 居住性:

    L字ソファの実際の座り心地、ベッドを展開した際の広さや寝心地、車内を移動する際の動線、そして身長との兼ね合いで天井高に圧迫感がないかを確認する。
  • 装備の使い勝手:

    冷蔵庫に普段買う食材がどれだけ入るか、シンクの高さは調理しやすいか、ビルトインクーラーの冷房能力と作動音はどうか、ベッド展開にかかる時間はどれくらいか、などを実体験する。
  • 積載量:

    普段のキャンプで使っている椅子やテーブル、コンテナボックスといった自分たちの荷物が、想定通りに収納できるかを試す。

レンタル料金は平日で24時間あたり2万円台からと、決して安い金額ではありません。

しかし、これは500万円を超える可能性のある買い物に対する「失敗を防ぐための保険」と考えれば、非常に価値のある投資と言えるでしょう。

実際に使ってみて、「やはりこれしかない」と確信を深めることもあれば、「自分たちにはオーバースペックかもしれない」と冷静な判断を下すきっかけになるかもしれません。

いずれにせよ、購入への迷いを断ち切るための最も確実なステップが、レンタルでの実体験なのです。

HAPPY1 PREMIUMのオプション(完全網羅版)

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Happy1 Premiumは、そのままでも非常に充実した標準装備を誇りますが、オーナー一人ひとりの使い方やこだわりに合わせて、さらに快適で個性的な一台へと昇華させるための多彩なオプションが用意されています。

ここでは、選択可能なオプションを「エクステリア」「足回り・走行性能」「インテリア・快適装備」「電装・AV関連」の4つのカテゴリに分け、その価格と特徴を網羅した一覧表としてご紹介します。

エクステリア関連

見た目の印象を変えたり、アウトドアでの利便性を高めたりするオプションです。

→エクステリア関連のオプション表を開く
オプション名価格(税込)概要・特徴
ボディカラー変更100,000円~標準のホワイト以外のカラーに変更。ツートンカラーなども相談可能。
ボディーガラスダブルコーティング130,000円汚れの固着を防ぎ、洗車の手間を大幅に軽減。施工証明書付き。
電動ステップ100,000円ドアの開閉に連動し、自動で展開・格納されるステップ。乗り降りをスムーズに。
延長マフラー20,000円マフラーカッター付きで、リアビューをスタイリッシュに演出。
マッドガード10,000円JPSTARオリジナルデザイン。タイヤが巻き上げる泥や水の飛散を防ぐ。
サイクルキャリア80,000円自転車を2台まで積載可能。アウトドアアクティビティの幅が広がる。
JPSTARボックス80,000円車両後部に取り付ける専用の収納ボックス。積載量を大幅にアップ。
助手席丸形サイドミラー15,000円左後方の視認性を高め、安全確認を補助する追加ミラー。

足回り・走行性能関連

長距離移動の快適性や、コーナリング時の安定性を向上させるための重要なオプションです。

→足回り・走行性能関連のオプション表を開く
オプション名価格(税込)概要・特徴
14インチアルミ&タイヤセット100,000円~走行安定性と耐荷重性能が向上。見た目のドレスアップ効果も高い。
14インチワイドアルミ&タイヤセット130,000円より幅広のタイヤで安定性がさらに向上。スペーサーとの組み合わせも推奨。
スペーサー25,000円タイヤを外側に出し、トレッドを拡大。走行安定性を高める。
スタビライザー前後セット:100,000円カーブや車線変更時の車体の傾き(ロール)を抑制し、安定した走りを実現。
増しリーフ&強化スプリングセット80,000円リアのリーフスプリングを1枚追加。乗り心地と安定性を改善。
強化リーフ&強化スプリングセット130,000円新車オーダー時のみ。ノーマルと同じ枚数で、よりしなやかな乗り心地へ。
ショックアブソーバーフロント:115,000円 リア:55,000円路面からの縦揺れを効果的に収束させ、乗り心地を大幅に改善。
強化ブレーキパッド24,000円純正に比べ、ブレーキの初期制動力を高め、安全性を向上させる。
クルーズコントロール44,000円高速道路などで設定速度を維持。ドライバーの疲労軽減と低燃費走行に貢献。

インテリア・快適装備関連

車内で過ごす時間の質をさらに高めるためのオプションです。

→インテリア・快適装備関連のオプション表を開く
オプション名価格(税込)概要・特徴
電子レンジ35,000円サブバッテリーで稼働。いつでも温かい食事をとることができ、旅の食事が豊かに。
換気扇(マックスファン)80,000円パワフルな換気性能で、調理時の煙や就寝時の熱気を効率的に排出。雨天時も使用可能。
可動式靴箱25,000円靴やスリッパを縦に2足収納できる専用の靴箱。エントランス周りをすっきり保つ。
テーブルレール増設10,000円/ヶ所車内後部や車外のオーニング下など、好きな場所でテーブルを使用可能に。
手すり(木製)3,000円エントランス付近に取り付け、乗り降りを安全にサポート。
オーダークッション応談居住スペースのクッションやバンクベッドのマットを、好みの色や素材で製作。

電装・AV関連

エンターテインメントや利便性を向上させるオプションです。

→電装・AV関連のオプション表を開く
オプション名価格(税込)概要・特徴
ドアロック連動ドアミラー13,000円ドアロックで自動格納、アンロックで自動展開。狭い場所での駐車に便利。
JPSTARお勧めナビ130,000円~標準のAndroidモニターから高性能なナビに換装。7インチや大画面タイプも選択可。
ETC車載器1.0:18,500円 2.0:43,500円高速道路の必需品。セットアップ料金込み。
強化オルタネーター75,000円発電量をノーマルの70Aから120Aへアップ。走行充電の効率を高める。
リアテレビモニター(20インチ)30,000円後部座席でテレビや映像コンテンツを楽しめる。フルセグチューナーとの併用を推奨。
フルセグチューナー25,000円リアモニターで地上デジタル放送を視聴するために必要。

JP STAR HAPPY1 PREMIUMについてのまとめ

JP STAR HAPPY1 PREMIUMについて、その特徴から購入前の注意点まで詳しく解説してきました。

最後に、この記事の要点を箇条書きでまとめます。

  • Happy1 Premiumは豪華な内装と充実装備が魅力の軽キャブコン
  • ベースはダイハツハイゼットトラックで普通車8ナンバー登録となる
  • 質感の高いレザー調シートや間接照明など内装はプレミアムな仕様
  • 新車価格は458万円からでリチウムバッテリーやクーラーが標準装備
  • メリットは豪華装備と運転のしやすさ、デメリットは価格と車高の高さ
  • 実際の評判は高く、特に内装や装備の充実度に満足する声が多い
  • 維持費は軽自動車より高いが8ナンバー登録のため税金は若干優遇される
  • 全長・全幅はコンパクトカー並みだが全高は2.5m近く高さ制限に注意
  • 新車は全国の代理店で購入でき、中古車は市場にほとんど流通していない
  • 納期は注文から4ヶ月以上が目安で、最新情報は販売店への確認が必須
  • 他社の軽キャブコンと比較すると装備の充実度で大きなアドバンテージ
  • 購入前にはレンタルサービスを利用して実際の使い勝手を試すのがおすすめ
  • 価格は高いがそれに見合う快適性と満足感を得られる一台と言える
  • ワンランク上の快適な軽キャンパーを求めるユーザーに最適な選択肢
  • 後悔しないためにはメリット・デメリットを理解し予算を明確にすることが重要
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