バンショップミカミ【コロ(coro)】を徹底解説!価格や評判は?

軽自動車で牽引できるキャンピングトレーラーを探しているけれど、どれを選べばいいか分からない。そんな悩みを抱えていませんか?特に「バンショップミカミ コロ(coro)」は、その可愛らしい見た目と機能性で注目されていますが、実際の使い勝手や価格、維持費については気になる点が多いはずです。

COROのメリット・デメリットはもちろん、リアルな評判や口コミ、さらには内装のレイアウトや就寝人数、エアコンの設置可否まで、購入前に知りたい情報は山積みでしょう。また、軽キャンピングトレーラーとしての実力や、けん引免許の必要性、新車・中古の販売店情報も気になるところです。

この記事では、そんなあなたの疑問をすべて解消します。バンショップミカミが誇るテントむしスタイルを受け継いだCOROの魅力を深く掘り下げ、他のおすすめ軽キャンピングトレーラーとも比較しながら、その全貌を明らかにします。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

  • バンショップミカミ コロ(coro)の具体的な特徴と魅力
  • 購入に必要な費用と年間の維持費
  • 実際のユーザーからの評判とリアルな使い勝手
  • 自分に合ったキャンピングトレーラー選びのヒント
目次

バンショップミカミ コロ(coro)の魅力を徹底解説

まずは、多くのキャンパーを魅了する「コロ(coro)」がどのようなトレーラーなのか、その基本的な特徴から詳しく見ていきましょう。

  • バンショップミカミのテントむしスタイルを取り入れたCOROとは
  • COROはどんな軽キャンピングトレーラー?
  • COROの内装レイアウトと気になる就寝人数
  • COROの牽引に必要な軽自動車とけん引免許
  • COROのメリットとデメリットを徹底比較

バンショップミカミのテントむしスタイルを取り入れたCOROとは

CAMPING DRIVERS イメージ

バンショップミカミの「コロ(coro)」は、同社の代表的な軽キャンピングカー「テントむし」のDNAを受け継いだ、愛らしいデザインが特徴の軽キャンピングトレーラーです。

テントむしで人気のポップなカラーリングや、アクセントとなる丸窓のデザインはコロにも採用されており、まるで自分だけの秘密基地を手に入れたかのような、大人の冒険心をくすぐるワクワク感を演出しています。

その個性的なルックスは、訪れたキャンプサイトで注目を集めること間違いなしで、所有する喜びを深く感じさせてくれるでしょう。

ただ可愛いだけでなく、コンパクトなボディにポップアップルーフやシンクといった実用的な装備を凝縮しているのが大きな魅力です。

軽自動車で牽引できる手軽さと、本格的なアウトドア活動にも十分に対応できる機能を両立させており、まさに「小さな巨人」と呼ぶにふさわしい存在です。

単なる移動手段や宿泊場所としてだけでなく、大切な家族や友人と過ごす時間を彩る旅の相棒として、どこへでも連れて行きたくなるような、そんな特別な魅力を持ったトレーラーなのです。

COROはどんな軽キャンピングトレーラー?詳しく解説

バンショップミカミ CORO 牽引イメージ動画

COROは、車両総重量が750kg以下に設計されているため、特別な牽引免許を必要としない軽キャンピングトレーラーです。

これは、自動車免許制度の大きなハードルの一つをクリアしていることを意味し、普通免許さえあれば、思い立った時にすぐにでも未知の旅へ出発できる手軽さが最大の魅力です。。

ナンバーは黄色い軽自動車ナンバーを取得するため、高速道路料金も普通車扱いで済むなど、経済的なメリットも享受できます。

その小回りの利くサイズ感は、道幅の狭い田舎道や林道が多い日本の道路事情に完璧にマッチしており、ストレスの少ない移動を可能にします。

ブレーキシステムには、牽引車が減速した際に発生する力を巧みに利用してトレーラー自身がブレーキをかける「慣性ブレーキ」を採用。

この賢いシステムにより、下り坂などでも安定した制動力を発揮し、安全性にも最大限配配慮されています。

キャンプ仕様の8ナンバーだけでなく、自転車やアウトドアギアを満載にできる4ナンバーのカーゴタイプも選択可能で、ユーザーの多様な趣味やライフスタイルに合わせて柔軟な使い方ができるのも、COROが多くの人々に選ばれる理由の一つです。

COROの基本情報

項目スペック
全長3,400mm
全幅1,470mm
全高1,905mm
車両重量約450kg~550kg (仕様による)
登録ナンバー軽8ナンバー(キャンピング) / 軽4ナンバー(カーゴ)
ブレーキ形式慣性ブレーキ
けん引免許不要

COROの内装レイアウトと気になる就寝人数

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COROの室内に足を踏み入れると、そこには限られた空間を最大限に活用するための、緻密に計算された設計思想が息づいています。

基本となるレイアウトは、前方にコの字型に配置されたダイネット(ソファースペース)、そして後方にコンパクトながら機能的にまとめられたギャレー(キッチン)という構成です。

このダイネットは、仲間や家族とテーブルを囲む団らんの場であると同時に、夜には驚くほど簡単な手順で広大なフロアベッドへと姿を変えます。

テーブルを外し、背もたれのマットをはめ込むだけで、大人2人が足を伸ばしてゆったりと横になれる快適な就寝スペースが生まれるのです。

その変幻自在な空間設計は、まるでハリーポッターの魔法の世界(言いすぎました)のようです。

さらにCOROの真価を発揮するのが、オプションのポップアップルーフです。

これを展開すると、室内高は一気に182cm以上となり、大人が屈むことなく立って着替えることが可能になります。

この垂直方向への空間の広がりが、コンパクトなトレーラー特有の圧迫感を一掃し、開放的な居住空間をもたらします。

そして、このルーフ部分には専用のマットを敷くことで、もう一つの独立したベッドルーム、すなわち2段ベッドが完成します。

これにより、フロアベッドと合わせて最大4名の就寝が可能となり、小さな子どもがいるファミリーキャンプの夢も叶えてくれます。

最近のモデルでは、後部キッチンの形状に、従来の作業スペースが広いL字型に加え、リアゲートの開口部を最大限に活かせるI字型の新レイアウトが追加されました。

これにより、大きな荷物を頻繁に出し入れするアクティブなユーザーのニーズにも応え、まさに十人十色の使い方に対応できる懐の深さを見せています。

コロの室内レイアウト画像

→コロの内装画像を開く

COROの牽引に必要な軽自動車とけん引免許

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COROが多くの人々にとって魅力的な選択肢となる最大の理由の一つが、特別な準備をせずとも、多くの軽自動車で牽引が可能であるという点です。

車両重量が約500kg前後と非常に軽量に設計されているため、スズキのジムニーのような悪路走破性に優れたパワフルな軽SUVはもちろんのこと、車種によってはN-BOXやタントといった人気のハイトワゴンや、ハスラーのようなクロスオーバーモデルでも十分に牽引することができます。

ただし、牽引する車両(ヘッド車)には、必ずメーカーが指定するトレーラーの重量に対応した牽引能力があるか、そして安全に連結するためのヒッチメンバーの取り付けが可能かを、購入前に専門店などで詳細に確認することが絶対に不可欠です。

この確認を怠ると、安全な走行に支障をきたす可能性があるため注意が必要です。

そして、トレーラーという言葉から連想される「特別な免許」の心配は、COROにおいては一切不要です。

日本の道路交通法では、牽引するトレーラーの総重量が750kg以下の場合、けん引免許は免除されると定められています。

COROはこの基準を余裕でクリアしているため、あなたが普段運転している普通自動車免許さえあれば、誰でもその日から牽引して公道を走ることができるのです。

これは、時間も費用もかかる免許取得という大きな壁を取り払ってくれることを意味します。

普通免許が、まるで日本中を自由に旅するためのパスポートに早変わりするようなもの。

この手軽さが、これまでキャンピングカーやトレーラーに憧れを抱きつつも一歩を踏み出せなかった初心者にとって、夢への扉を開く鍵となることは間違いないでしょう。

COROのメリットとデメリットを徹底比較

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COROの導入を具体的に検討する上で、その光と影、すなわちメリットとデメリットを天秤にかけて正しく理解することは、後悔しない選択をするための最も重要なプロセスです。

これらはいわばコインの裏表のような関係にあり、どちらの面がご自身のキャンプスタイルやライフスタイルにフィットするかを見極める鍵となります。

多くのユーザーレビューや実体験を基に、それぞれの項目を深く掘り下げてみましょう。

メリット

  • 圧倒的な経済性の高さ:

    CORO最大の強みは、その維持費の安さにあります。

    エンジン付きの自走式キャンピングカーが悪くすると年間数十万円の維持費を要するのに対し、COROは軽自動車税や2年ごとの車検費用、自賠責保険を合わせても年間わずか1万円少々。

    この驚異的なコストパフォーマンスは、長期的な視点で見たときに大きなアドバンテージとなります。
  • 抜群の機動力と柔軟性:

    軽自動車規格のコンパクトなボディは、日本の狭い道路環境において絶大な効果を発揮します。

    温泉地の入り組んだ路地や、林道の先の隠れたキャンプサイトへも臆することなく進入できます。
  • 旅のスタイルを革新する自由度:

    キャンプ場などに到着したら、COROを切り離してそこを拠点(ベースキャンプ)にすることができます。

    ヘッド車だけで身軽に周辺の観光地を巡ったり、地元のスーパーへ買い出しに行ったりと、まるで自宅の延長線上にあるような自由な旅のスタイルが実現可能です。
  • 誰もが冒険者になれる手軽さ:

    前述の通り、けん引免許が不要であるため、特別な資格を取得することなく、普通免許一つで壮大な旅を始めることができます。

    この参入障壁の低さは、初心者にとって何よりの魅力です。
  • 見た目以上の居住性:

    コンパクトな外観からは想像もつかないかもしれませんが、ポップアップルーフを展開すれば、大人4人がしっかりと足を伸ばして眠れる広大な就寝スペースが出現します。

デメリット

  • 設備のシンプルさ:

    オールインワンの大型キャンピングカーとは異なり、常設のトイレやシャワーといった水回り設備は搭載されていません。

    そのため、宿泊場所はRVパークや高規格キャンプ場など、設備が整った場所を選ぶ必要が出てきます。
  • 避けては通れない連結・切り離しの手間:

    出発前の連結作業や、駐車ごとの切り離しは、慣れれば数分でこなせるようになりますが、それでも悪天候の際などは多少の手間に感じられることがあるでしょう。
  • 特有の運転感覚への習熟:

    全長が長くなることによる内輪差の増大や、特にユーザーが課題として挙げることが多いバックでの車庫入れは、独特の運転感覚に慣れるまで練習が必要です。

    焦らずじっくりと車両感覚を掴むことが求められます。
  • 保管場所の確保という現実的な問題:

    自宅の駐車場に、牽引するヘッド車とは別にトレーラーを保管するスペースが必要になります。

    都市部では、この保管場所の確保が最初のハードルになるケースも少なくありません。

バンショップミカミ コロ(coro)の購入前に知りたいこと

次に、価格や維持費、快適装備といった、購入を決める前に必ず押えておきたい具体的な情報について掘り下げていきます。

  • トレーラーCOROの価格と維持費・税金を解説
  • COROのエアコン事情と快適性
  • COROの新車・中古販売店と評判・口コミ
  • 他のおすすめ軽キャンピングトレーラーも紹介
  • バンショップミカミ CORO(コロ)のオプション装備と価格一覧
  • バンショップミカミ コロ(coro)で新しい旅へ

トレーラー元祖 COROの価格と維持費・税金を詳しく解説

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COROの購入を最終的に決断する際、最も現実的な検討事項となるのが、初期費用としての車両価格と、長期的に所有していく上でのランニングコスト、すなわち維持費でしょう。

特にCOROは、この経済面において他の選択肢を圧倒する大きなアドバンテージを持っています。

車両本体価格

COROの新車の車両本体価格は、ベースとなるモデルの仕様によって異なります。

公式サイトが公表している2025年9月1日現在の価格(税込)は以下の通りです。

この価格はあくまでスタートラインであり、ここから自身のスタイルに合わせて多彩なオプションを追加していくことで、最終的な乗り出し価格が決定されます。

モデル名車両本体価格(税込)
軽8ナンバーキャンピング ポップアップ付¥2,398,000~
軽4ナンバーカーゴ ポップアップ付¥2,068,000~
軽4ナンバーカーゴ LO(ロールーフ)¥1,848,000~

例えば、ファミリーでの利用を考えるなら二段ベッドは必須ですし、一年中快適な旅を望むならFFヒーターやクーラー用BOXも検討したいところ。

これらのオプション費用が十数万円から数十万円単位で加算されるため、予算計画は余裕を持って立てることが重要です。

維持費・税金

COROが「経済的」と言われる最大の理由が、この維持費の安さです。

自走するためのエンジンを持たないトレーラーのため、自動車税は非常に安価で、もちろんガソリン代やエンジンオイルの交換費用は一切かかりません。

年間に必要となる主な維持費の内訳を見てみましょう。

費用項目年間費用(目安)備考
軽自動車税¥3,600
車検費用約¥4,2002年ごとに約8,400円の車検費用を年換算
自賠責保険料約¥2,62525ヶ月契約の場合の保険料を年換算
年間合計約¥10,425

年間で約1万円という維持費は、他のレジャーにかかる費用と比較しても破格と言えるでしょう。

任意保険に関しては、走行中の対人・対物賠償は基本的に牽引しているヘッド車(牽引車)の保険が適用されるため、CORO単体で高額な保険に加入する必要はありません。

ただし、これはCORO自体の損害(車両の破損や盗難など)を補償するものではないため、万が一に備えてトレーラー専用の車両保険に別途加入することを検討するのも賢明な選択です。

COROのエアコン事情と快適性

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日本の夏、特に近年の厳しい暑さを考えると、キャンプにおける快適な睡眠環境の確保は最重要課題の一つです。

その点で、COROの空調事情は購入希望者が最も知りたいポイントでしょう。

標準仕様のCOROには、家庭用エアコンのような冷房設備は搭載されていません。

しかし、バンショップミカミはこの課題に対する非常にスマートな解決策をオプションとして用意しています。

それが、ポータブルクーラーを車内にすっきりとビルトインできる専用の設置ボックスです。

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このボックスは前方の壁面に設置され、室内の貴重な居住スペースを圧迫することなくクーラー本体を格納できます。

使用時には車外のカバーを開けて効率的に排熱を行う仕組みになっており、見た目の美しさと機能性を見事に両立させています。

もちろん、このクーラーを真夏の日中に連続稼働させるには相応の電力が必要となるため、その性能を最大限に引き出すには、サブバッテリーの容量をアップグレードしたり、屋根にフレキシブルソーラーパネルを設置したりといった電装系の強化が推奨されます。

これらの投資を行うことで、外部電源のない場所でも数日間にわたり、就寝時などの必要な時間帯に涼を得ることが可能になります。

一方、冬の凍えるような寒さ対策も万全です。

オプションで用意されているFFヒーターは、ガソリンを燃料として稼働するパワフルな暖房器具で、牽引車のエンジンを完全に停止した状態でも、静かに、そして力強く車内を暖め続けます。

わずかな燃料消費で一晩中暖かい空間を維持できるため、燃費を気にすることなく快適な冬キャンプや車中泊が楽しめます。

窓の外では雪が舞い散る中、COROの室内はまるで自宅のリビングのように暖かく、くつろぎの時間を過ごすことができるでしょう。

このように、季節に応じた空調オプションを計画的に追加することで、COROは一年を通して日本のアウトドアシーンを遊び尽くすための、最高のパーソナルスペースへと進化するのです。

COROの新車・中古販売店と評判・口コミ

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これまでご紹介してきた唯一無二の魅力を持つCOROを手に入れるには、どこへ行けばよいのでしょうか。

また、実際に所有しているオーナーたちは、どのような点に満足し、どのような点に課題を感じているのでしょうか。

ここでは、具体的な購入方法と、ネットやSNSで語られるリアルな声を集めてみました。

新車・中古の販売店一覧

COROの新車は、製造元である宮崎県の「バンショップミカミ」本社、または全国に展開する以下の正規取扱販売店で購入することができます。

お住まいの地域に近い販売店へのお問い合わせや、実車の見学にご活用ください。

→販売店一覧を開く
東北地方
店舗名所在地
トレジャーアイランド〒983-0013 宮城県仙台市宮城野区中野4丁目3-12
関東地方
店舗名所在地
ロータスRV販売株式会社〒354-0043 埼玉県入間郡三芳町竹間沢東2-2
モービルトラベラー〒321-2116 栃木県宇都宮市徳次郎町7-17
株式会社ルートシックス〒311-4153 茨城県水戸市川又町3451-1
RVランド〒300-2521 茨城県常総市大塚戸町1600-1
北信越地方
店舗名所在地
カスタムセレクト〒950-3327 新潟県新潟市北区松栄町1472-10
フロットモビール〒382-0821 長野県上高井郡高山村中山973-1
中部地方
店舗名所在地
カスタムワールドハタナカ〒437-0066 静岡県袋井市山科3060-1
株式会社カマド〒454-0985 愛知県名古屋市中川区東春田2丁目144
株式会社キャンパーケイ〒442-0004 愛知県豊川市麻生田町田島61番地
近畿地方
店舗名所在地
大森自動車〒595-0013 大阪府泉北郡忠岡町忠岡北3丁目13-10
中国地方
店舗名所在地
LIFE WALK〒700-0973 岡山県岡山市北区下中野350-107
デルタリンク〒710-0016 岡山県倉敷市加須山101-1
スマイルファクトリー〒698-0041 島根県益田市高津町ロ28-1
九州・沖縄地方
店舗名所在地
バンショップミカミ(本社)〒899-4103 鹿児島県曽於市財部町下財部5461-4

補足:上記リストにない店舗でも、中古車として「コロ」を取り扱っている販売店は存在します。
最新の在庫状況や展示車の有無については、訪問前に各店舗へ直接お問い合わせいただくことをお勧めします。

まずは公式サイトでご自身の地域に最も近い販売店を検索し、実際に展示車や試乗車に触れてみることを強くお勧めします。

写真で見るのと実物とでは、そのサイズ感や質感、空間の広さの感じ方が大きく異なります。

また、人気モデルゆえに注文から納車まで数ヶ月以上待つケースも少なくないため、最新の納期を確認し、オプションの詳細を詰めながらじっくりと商談を進めるのが良いでしょう。

一方、中古車市場においてCOROは非常に人気が高く、正直なところ流通量は決して多くありません。

その理由は、オーナーの満足度が非常に高く、一度所有すると長く乗り続ける傾向があること、そして需要の高さからリセールバリュー(再販価値)が落ちにくいことにあります。

もし中古車を探すのであれば、キャンピングカーを専門に扱う中古車販売店のウェブサイトや、一般的な中古車情報ポータルサイトを根気強くチェックする必要があります。

幸運にも良質な中古車に出会えた際は、ポップアップルーフの生地の状態や、前オーナーによるDIYの状況などを念入りに確認することが、後悔しないためのポイントとなります。

リアルな評判・口コミ

実際のオーナーからは、そのコンセプトを絶賛する声が数多く寄せられています。

  • 良い評判:

    最も多く聞かれるのは、

    「軽自動車で牽引できる手軽さと、年間1万円台という維持費の安さが最高。これ以上ない趣味の乗り物」

    「どこへ行っても『可愛い!』と声をかけられるデザインがお気に入り。所有欲が満たされます」

    「ポップアップルーフは絶対に付けるべきオプション。これがあるだけで開放感が全く違うし、家族4人で寝られるのは本当に素晴らしい」

    といった、経済性とデザイン、実用性を両立している点への高い評価です。
  • 気になる点:

    一方で、

    「バックでの車庫入れは、理屈は分かっていても慣れるまで少し練習が必要。広い駐車場で何度も練習しました」

    「標準装備はシンプルなので、快適な空間を作るには結局オプションの追加が必須になる」

    「人気があるのは嬉しいけれど、新車の納期が長いのが少しだけネック」

    といった声もあります。

しかし、これらの「気になる点」は、裏を返せば練習や計画次第で十分に克服できる課題とも言えます。

総じて、COROは所有することで得られる楽しさや体験価値が、そうした小さなハードルを大きく上回る、非常に満足度の高いトレーラーであると結論付けられるでしょう。

他のおすすめ軽キャンピングトレーラーも紹介

バンショップミカミのCOROは、軽キャンピングトレーラーの世界で非常にバランスの取れた、魅力的な中心的存在です。

しかし、ユーザーの価値観や用途が多様化する中で、COROとは異なる個性で輝きを放つライバルモデルも存在します。

もしCOROが、誰からも愛されるオールラウンダーな優等生だとしたら、これから紹介するモデルたちは、特定分野の才能を突き詰めた個性派のスペシャリストと言えるでしょう。

これらのモデルと比較検討することで、ご自身の理想のスタイルがより明確になり、結果としてCOROの持つ独自の魅力が一層際立って見えてくるはずです。

MYSミスティック「レジストロ・クコ」

2020年度のグッドデザイン賞を受賞したこのモデルは、デザイン性を最優先するユーザーから絶大な支持を受けています。

その最大の特徴は、温かみのある木材をふんだんに使用した「山小屋風」の内装デザイン。

まるで移動するログハウスのような空間は、ただ寝るだけの場所ではなく、滞在そのものを目的としたくなるほどの心地よさが得られます。

デザインにこだわり、旅先での空間の質を何よりも重視する方にとって、COROの強力なライバルとなるでしょう。

ケイワークス「TRAIL WORKS MINI」(販売停止中)

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その名は体を表す通り、まるで移動式のガレージやコンテナのような、無骨でタフなアメリカンスタイルがこのモデルのアイデンティティです。

広大なカーゴスペースを確保しつつ、必要に応じてベッドやデスクを展開できるなど、趣味のギアを運ぶトランスポーターとしての役割を重視するユーザーに最適化されています。

バイクやカヤックといった大型の道具を運び、現地でアクティブに活動するための「基地」を求めるなら、このモデルの右に出るものはありません。

ADRIA「AVIVA 360 DD」

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ヨーロッパ最大のキャンピングカービルダーであるADRIA社が、日本の道路事情を考慮して設計した戦略的モデルです。

ヨーロッパブランドならではの洗練されたモダンなインテリアデザインはもちろんのこと、特筆すべきは、このコンパクトなサイズの中にトイレと洗面台を標準で装備している点です。

設備の整っていないキャンプサイトでの宿泊や、長期間の旅行を想定した際に、この水回り設備の有無は絶大な安心感につながります。

快適性と自立性を高いレベルで両立させたいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢となります。

バンショップミカミ CORO(コロ)のオプション装備と価格一覧

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COROの本当の魅力は、その完成された基本設計に、オーナー一人ひとりの夢やスタイルを反映させることのできる、驚くほど多彩なオプション群にあると言っても過言ではありません。

標準状態のCOROがいわば真っ白なキャンバスだとしたら、これからご覧いただくオプションリストは、そのキャンバスを自分色に染め上げるための絵の具のパレットです。

家族での利用を想定するなら「二段ベッド」はマストアイテムですし、一年中アクティブに活動したい方なら「FFヒーター」と「ポータブルクーラー用BOX」の組み合わせが四季を通じた快適な旅を約束します。

また、電源の心配から解放された自由な旅を望むなら「フレキシブル200Wソーラーパネルシステム」が力強い味方となるでしょう。

ご自身の理想の旅の形を想像しながら、この豊富なメニューから最高の組み合わせを見つけてください。

注:この価格表において、「△」は追加料金で選択できるオプション装備を意味し、「*」は補足説明(後述)や注意点があることを示す注釈を指しています 。

オプション名8ナンバー4ナンバー(POP)4ナンバー(LO)
▼就寝・内装装備
二段ベッド(ポップアップ時使用)¥176,000¥176,000
マット生地をレザー生地に変更¥44,000
(二段ベッド選択時のレザー生地変更)¥11,000
サイドアクリルウインドウ下背もたれマット左右¥55,000
丸シンク蓋¥19,800
▼ドア・収納・エクステリア
大型鍵付扉(H650×W1180)下取付標準装備△(-¥22,000)△(-¥22,000)
大型鍵付扉(H650×W1180)上取付¥148,500△(-¥22,000)△(-¥22,000)
超大型鍵付扉(H990×W1180)¥165,000
サイドオーニング 2.3m¥159,500¥159,500¥159,500
▼窓・カーテン
フロントブッシュアウト式アクリル2重窓¥99,000¥99,000¥99,000
サイドウィンドウ2ヵ所をアクリル2重窓に変更¥110,000¥110,000¥110,000
ギャレー上小窓(アクリル2重窓)¥77,000¥77,000¥77,000
カーテンセット (遮光)¥55,000¥55,000¥55,000
リアゲート用カーテン(遮光)¥27,500¥27,500¥27,500
丸窓用カーテン(遮光)¥8,800¥8,800¥8,800
▼快適装備
ポータブルクーラー用BOX¥231,000
ポータブルクーラー本体時価
FFヒーター¥297,000
FFヒーター用マルチコントローラー¥29,700
ポップアップ網窓開閉ジッパー¥27,500¥27,500
▼電装系
照明(LEDタイプメイン、ギャレー上部)標準装備△メインのみ(¥16,500)△メインのみ(¥16,500)
フレキシブル200Wソーラーパネルシステム¥198,000
走行充電システム(コロ側)¥55,000
正弦波インバーター1500Wに変更¥93,500
ハイスペックディープサイクルバッテリーに変更¥25,300
RBM500バッテリーモニター¥55,000
▼外装・塗装
ハイライト パール・メタリック塗装¥33,000~¥33,000~¥33,000~
パネル メタリック・パール塗装¥33,000~¥33,000~¥55,000~
ポップアップルーフ メタリック・パール塗装¥25,300~¥25,300~
ポップアップルーフ ソリッドカラー塗装¥11,000¥11,000
アルミホイール12インチ¥33,000¥33,000¥33,000
▼牽引関連
ヒッチメンバー(各車種専用)¥66,000~¥66,000~¥66,000~
ヒッチメンバー取付配線・工賃¥33,000~¥33,000~¥33,000~
ヒッチメンバー専用リレー取付・配線工賃¥33,000¥33,000¥33,000
走行充電配線(牽引車両側)¥33,000~
ヒッチボールマウント¥11,000~¥11,000~¥11,000~

【補足事項】

  • 照明について: 4ナンバーカーゴの場合、標準はメイン照明のみとなります。
  • ヒッチメンバーについて: 本体価格および工賃は、取り付ける車種により変動します。
  • リレーユニットについて: 年式の新しい車や輸入車など、エラー防止のためにリレーユニットが必要な場合があります。
  • 走行充電配線について: 牽引車のメインバッテリーから配線します。車両の電気制御システムにより施工不可能な場合もあります。

バンショップミカミ コロ(coro)で新しい旅へ

この記事では、バンショップミカミの軽キャンピングトレーラー「コロ(coro)」について、その多角的な魅力を解説してきました。最後に、本記事の要点をまとめます。

  • コロはテントむしスタイルを受け継いだ可愛いデザインが特徴
  • 軽自動車で牽引可能で、特別なけん引免許は不要
  • コンパクトながらポップアップルーフにより最大4人が就寝可能
  • ダイネットとギャレーを備えた機能的な内装レイアウトを持つ
  • 最近のモデルではI字型のキッチンレイアウトも選択できる
  • メリットは経済性、機動力、そして旅の自由度の高さにある
  • デメリットは設備の制限や運転への慣れが必要な点
  • 新車価格は230万円台からで、仕様やオプションにより変動
  • 税金や保険を含めた年間の維持費は驚くほど安価である
  • オプションでポータブルクーラーやFFヒーターを設置可能
  • 人気が高く中古市場では値崩れしにくい傾向がある
  • ユーザーからは手軽さと経済性、デザイン性が高く評価されている
  • 購入はバンショップミカミ本社または全国の正規代理店で可能
  • レジストロ・クコなど、他にも魅力的な競合モデルが存在する
  • コロは初心者からベテランまで幅広い層におすすめできる一台
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